2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Cross-talk between moving cells and microenvironment as a basis of emerging order in multicellular systems |
Project/Area Number |
22111001
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
宮田 卓樹 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70311751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
上田 昌宏 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (40444517)
木梨 達雄 関西医科大学, 医学部, 教授 (30202039)
西脇 清二 関西学院大学, 理工学部, 教授 (30342827)
林 茂生 独立行政法人理化学研究所, 形態形成シグナル研究グループ, グループディレクター (60183092)
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Project Period (FY) |
2010-06-23 – 2015-03-31
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Keywords | 細胞移動 / 多細胞 / 細胞間相互作用 / 細胞外基質 / 数理モデル / 定量的解析 |
Research Abstract |
総括班は,異分野の研究者間の交流によって研究上の相乗効果が得られることを念頭に,多様性に富む研究者を相互補完的・越境的に結び付け合うことを目的とし,以下のような具体的な活動を行った. 1「研究支援」では総括班から旅費のサポート,消耗品の購入を行った.2「若手の会」を開催し,領域外から2人の講師を招き講演を行った.総括班が事務や講師謝金などをサポートした.3「班会議」では領域外より画像解析の講師を招いての講演を行った.4「シンポジウム」は,数理生物学サマーレクチャーコース,新学術3領域合同シンポ,日本生物物理学会企画シンポ,日本発生生物学会秋季ミーティング企画シンポ,定量生物学の会をサポートし,新学術「ゆらぎと構造」公開シンポで領域内から班員が講演した.5「セミナー」を6回行った.6「アウトリーチ活動」で研究室公開,高校生ラボツアー,セミナーと学術交流会,全国幼稚園指導者研修大会,中学・高校での出張授業を行った.成果の新聞掲載もあった.7 新公募班の紹介などを載せたニュースレターを発行し,関係方面へ発送した.それに加え,HP上では上記項目を随時掲載,更新している. これらの活動によって,当領域内で共同研究が新しく始まった.また,それまでの個別の対応では解決が困難であった技術的な問題が情報・問題点の共有を通じて,また実地の指導によって,部分的に解決あるいは一気に解消するなど,研究の進展が得られた.そうした連携は領域の内においてのみでなく,領域間でも一定レベル進み,研究の大きな方向性を検討し見定めるうえで大変参考になった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
公募研究代表者の70%近くが入れ替わって本領域の後半が始まったが、平成25年6月の領域会議以降、積極的な領域内交流が開始され、技術サポート・共同研究が順調に進んでいる。また、領域外との交流についても新学術領域同士のジョイントシンポジウムや学術集会のシンポジウムの共催などを通じて積極的に取り組んできた。また、新聞発表やHP上での市民向けの研究紹介にも力を入れてきた。加えて、若手育成の観点で、「若手の会」の実施を援助するとともに若手研究者の海外の学会での発表の機会を増すための出張支援も行い、それぞれにおいて貴重な学術的交流を促すことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
年間を通じ、若手を主たる参加者とする技術研修会・ワークショップを実施する。画像データ解析の支援を希望する班員が情報を披露する場としてのプラットフォームを作り共同利用する。その際、情報処理の立場から画像データに解析結果やコメントを提示してもらうなどのサポートを実施する。若手研究者の研修会参加、共同研究のための旅費のサポートを行う。昨年度に引き続き「若手研究者の海外での成果発表」に対するサポートをする。領域内研究者の共同研究のために必要な物品費をサポートする。第62回NIBBコンファレンス(平成26年11月)として、国際シンポジウムを共催する。平成27年1月に最終となる班会議を開催する。加えて、若手による研究集会の開催も支援する。
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Research Products
(21 results)
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[Journal Article] The novel secreted factor MIG-18 acts with MIG-17/ADAMTS to control cell migration in Caenorhabditis elegans.2014
Author(s)
Kim H-S, Kitano Y, Mori M, Takano T, Harbaugh TE, Mizutani K, Yanagimoto H, Miwa S, Ihara S, Kubota Y, Shibata Y, Ikenishi K, Garriga G and Nishiwaki K.
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Journal Title
Genetics
Volume: 196(2)
Pages: 471-479
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Pioneering Axons Regulate Neuronal Polarization in the Developing Cerebral Cortex.2014
Author(s)
Namba T, Kibe Y, Funahashi Y, Nakamuta S, Takano T, Ueno T, Shimada A, Kozawa S, Okamoto M, Shimoda Y, Oda K, Wada Y, Masuda T, Sakakibara A, Igarashi M, Miyata T, F-S Catherine, Takeuchi K, Kaibuchi K.
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Journal Title
Neuron
Volume: 81(4)
Pages: 814-829
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Time-lapse imaging of cell cycle dynamics during development in living cardiomyocyte.2014
Author(s)
Hashimoto H, Yuasa S, Tabata H, Tohyama S, Hayashiji N, Hattori F, Muraoka N, Egashira T, Okata S, Yae K, Seki T, Nishiyama T, Nakajima K, Sakaue-Sawano A, Miyawaki A and Fukuda K.
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Journal Title
J.Mol. Cell. Cardiol.
Volume: S0022-2828(14)
Pages: 00097-2
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] TAG-1-assisted rogenitor elongation streamlines nuclear migration to optimize subapical crowding.2013
Author(s)
Okamoto M, Namba T, Shinoda T, Kondo T, Watanabe T, Inoue Y, Takeuchi K, Enomoto Y, Ota K, Oda K, Wada Y, Sagou K, Saito K, Sakakibara A, Kawaguchi A, Nakajima K, Ueda M, Hayashi S, Kaibuchi K, Miyata T
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Journal Title
Nature Neuroscience
Volume: 16(11)
Pages: 1556-1566
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] 動く細胞と場のクロストークによる秩序の生成2014
Author(s)
宮田卓樹, 上田 昌宏, 木梨達雄, 仲嶋 一範, 西脇清二, 林茂生, 栗山正, 中井淳一, 佐藤純, 若松義雄, 澤井哲, 西山功一, 高木新, 日比正彦, 長山和亮, 戎家美紀, 渡邉正勝, 富樫英, 西田満, 松井貴輝
Organizer
第8回領域班会議
Place of Presentation
慶応大学日吉キャンパス往来舎(横浜市)
Year and Date
20140124-20140125
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[Presentation] 動く細胞と場のクロストークによる秩序の生成2013
Author(s)
宮田卓樹, 上田 昌宏, 木梨達雄, 仲嶋 一範, 西脇清二, 林茂生, 栗山正, 中井淳一, 佐藤純, 若松義雄, 澤井哲, 西山功一, 高木新, 日比正彦, 長山和亮, 戎家美紀, 渡邉正勝, 富樫英, 西田満, 松井貴輝
Organizer
第7回領域班会議
Place of Presentation
名古屋大学野依学術記念館(名古屋市)
Year and Date
20130609-20130610
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