2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Integrative Research on Cancer Microenvironment Network |
Project/Area Number |
22112001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
藤田 直也 公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター・基礎研究部, 部長 (20280951)
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Keywords | がん微小環境 / シグナル伝達 / 生体材料 / 生体イメージング / ゲノム科学 |
Research Abstract |
総括班は、領域の研究の推進に必要な国内外の情報の収集を行い、研究者間の連携を強化する役割を担うことを目的として活動を行った。なお、計画研究代表者である南敬(東京大学)が最先端次世代研究開発支援プログラムに採択されたことに伴い、原英二(がん研究会)が代わって計画班員となった。 1)領域会議の開催:本年度は公募研究者が研究を開始したことから領域内の研究の進捗状況を把握し、得られた研究成果を共有することが重要と考え、平成23年6月17日に領域会議を東京(東京大学農学部弥生講堂一条ホール)で開催した。 2)公開シンポジウムの開催:平成23年度は6月17日に公開シンポジウムを行い、領域内の研究成果の発表を行った。また「がん研究支援活動」に支援されている新学術領域研究の中から大島正伸博士(金沢大学)に「炎症性微小環境と消化管発がん」と題して特別講演をお願いした。さらに「がん研究支援活動」と連携を計り、平成24年1月30~31日に行われた公開シンポジウムにおいて本領域の佐藤靖史が「Vasohibinファミリーを応用したがん治療法の開発研究」について発表を行った。 3)共同研究の推進:領域内の研究の有機的連携を促進し、共同研究のコーディネートなどを推進した。 田畑泰彦教授がバイオマテリアルを用いた人工微小環境について領域内の研究者にセミナーを行った。 4)研究活動の公開:得られた研究成果を領域内外及び社会へ発信するためにホームページを開設し、継続的に更新を行った。領域と関連したセミナー(平成24年2月24日開催の千里ライフサイエンスセミナー「がんの転移・浸潤と微小環境」など)を広報することで本領域の研究のさらなる活性化を図った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
公募研究は当初10件程度を予想していたが、申請者が多かったため最終的に25件が採択された。優れた研究者が集まり、当初の計画以上に今後の研究の発展が大いに期待される。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予想以上に公募研究が採択されたことから領域会議を通して領域内の情報交換を密接に行うことが必要と考えられる。平成24年度は7月に2日間にわたって発表会を行うことで計画研究と公募研究の研究成果の発表と情報交換を行う予定である。
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Research Products
(18 results)