2012 Fiscal Year Annual Research Report
Control of cell fate decision in the cells differentiating to multiple pathways in a step-by-step fashion
Project Area | Molecular mechanisms of cell fate determination in the cells that undergo stepwise differentiation to multiple pathways |
Project/Area Number |
22118001
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
北村 俊雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (20282527)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河本 宏 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (00343228)
中西 真 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40217774)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 遺伝子 / 核酸 / 発現制御 / 発生・分化 / バイオテクノロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24年度は6月5日-7日に第3回領域会議を広島で開催した。領域会議は66名の参加を得て活発な発表と討論が行なわれ有意義な会となった。領域会議中に第5回の総括班会議を開催し、11月の国際シンポジウムについて打ち合わせをした。8月8日には第6回の総括班会議を開催し、9月に行なわれた領域の中間評価について相談し、準備を行なった。11月6日-7日には京都で国際シンポジウムを開催した。海外から著名な研究者を7名招待し国内からの招待演者4名、領域内からの演者7名を含め、計18名の口演を行なった。口演に加え、33件のポスター発表を行なったが、こちらも活発な議論がなされた。全体として外部からの参加者も含め100名弱の会となり、内容の大変濃い有意義な会であったという評判を得た。12月21日には第7回の総括班会議を東大医科研で開催し、次年度に向けての方針を相談した。また3月には本領域前半のまとめとしてニュースレターを作成した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
毎年一回開催している領域会議は議論が大変活発であり、共同研究も多く生まれている。今までエピジェネティクスの研究をしたことがないグループが領域内の研究者の助けを得て新たにエピジェネティクス研究の手法を取り入れた研究をはじめたことからも、このような領域のなかで研究を進めていくことの有効性が認識できる。本領域は、全体としてとてもまとまりが良い領域となっている。また領域のホームページ上に「Cell fate倶楽部」と称する領域内の研究者の交流サイトを設けるという試みは当領域独自のものであるが、情報交換、人材募集など有効な使用がされている。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成25年度からは新たに加わる19の公募班に継続の公募班13を合わせると計32の公募班が領域に参加することになる。5月21日-23日には鳴門において領域会議を開催し、新たな共同研究や情報交換を行ない領域全体の研究を活性化する。また、今年はホームページ上のユニークな試みである「Cell Fate倶楽部」の利用をさらに活性化し有用性を高めることを目指す。中間評価においていただいた一般への情報公開がやや不足しているのではないかというコメントに対応するため、今年度は一般へのアウトリーチ活動の一貫として、6月6日に医科研において一般向けの公開講座「エピジェネティクスによって決まる細胞の運命:エピジェネティクスって何?」を開催する。また8月には例年通り台場の日本科学未来館で開催される「免疫ふしぎ未来」に領域のブースを出し、中高生を対象とした解説を行なう。これ以外にも班員に積極的なアウトリーチ活動を推進するよう勧める。
|
Research Products
(23 results)