2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Neural Diversity and Neocortical Organization |
Project/Area Number |
22123001
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
山森 哲雄 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, チームリーダー (80260206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 亮 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30146708)
影山 龍一郎 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80224369)
大隅 典子 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00220343)
桝 正幸 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20243032)
島崎 琢也 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (00324749)
後藤 由季子 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (70252525)
三品 昌美 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 教授 (80144351)
森 郁恵 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90219999)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 大脳新皮質 / 神経細胞多様性 / 時系列制御 / 層 / 領野 |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域は、大脳新皮質に於ける神経細胞の多様性形成のメカニズムの解明とそれを通じて、大脳新皮質構築の基本的原理の解明をめざして活動を行ってきた。その為、3つの研究項目を設定し、3項目(班)の研究を密接な連携をはかる為、総括班として、活動を行ってきた。平成26年度は、領域の最終年度であったので、平成26年12月13日に、当領域を含む新学術領域3領域(山森・能瀬・岡澤領域)で、合同一般公開シンポジウム(東京)を開催した。また、領域として、最後の班会議を平成26年12月19-20日(京都)で行った。 本領域活動の成果として、研究項目A01では、神経幹細胞の時系列制御、研究項目A02では、神経細胞の移動と運命決定・投射制御様式、研究項目A03では、領野特異的発現制御機構、線虫の神経コード、大脳新皮質特異的シナプス分子結合様式の発見等、国際的にも高いレベルの成果をあげた。 一つ残された課題としては、この会議で当初計画していた、外国人研究者と評価委員による領域の最終評価を行う評価会議を開催することができなかった。その為、「終了研究領域に係る成果とりまとめ経費の公募」に応募し採択された。この事業として、1)終了国際シンポジウム、2)領域終了報告書を作成し、上記国際シンポジウムの案内とともに、神経科学関連研究者400余りに配送した。この終了国際シンポジウム開催中に、招待講演者、計画班員による拡大班会議を開催、領域活動の全体的評価を行った。外国人招待講演者からは、本領域の成果は国際的にもユニークで高いレベルのものであるので、今後も何らかの形で、発展させるべきであるという意見が4人全員から出された。今後、領域の成果を踏まえて、光操作、イメージング、遺伝子操作法等、今度、大脳新皮質研究と神経回路研究の統合的発展を展開する必要があると考えられる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)