2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Molecular mechanisms for establishment of sex differences. |
Project/Area Number |
22132001
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
諸橋 憲一郎 九州大学, 大学院・医学研究院, 主幹教授 (30183114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
緒方 勤 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40169173)
山田 源 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (80174712)
田中 実 基礎生物学研究所, 生殖遺伝学研究室, 准教授 (80202175)
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Keywords | 性差 / 共同研究 / 領域会議 / 市民公開シンポジウム |
Research Abstract |
新学術領域研究「性差構築の分子基盤」の総括班では、本領域の研究推進の支援、広報活動、若手支援等を行うこととしている。本年度は8月31日から9月2日にかけて佐賀県唐津市において、第3回領域会議を開催した。計画研究代表者7名と本年度より採択された公募研究代表者12名が研究成果の発表を行った。また、領域会議においては若手を中心にポスター発表が行われるなど、熱のこもった議論が展開された。9月24日には日本動物学会、NHK並びに札幌市男女共同参画センターとの共催により、札幌市にて市民公開シンポジウム「性の不思議」を開催した。この市民公開シンポジウムに先立ち、新聞紙上や札幌市の広報誌上で広く宣伝したため、秋の連休中にも関わらず150名を越える参加者があり、本領域研究の意義を広く国民に伝えることができた。また、参加者の理解度を確かめる目的でアンケート調査を行ったが、その結果は概ね良好であり、研究者以外の人々に理解してもらえることを念頭に、かなりの準備を行ってきたことの結果であると思われた。1月30日には「ステロイド産生とその機能」に関する研究会を九州大学で開催した。領域内の研究者を中心に30名ほどが参加し、ステロイドホルモンに関する最近の話題を中心に議論した。研究支援については、次世代シークエンサーの利用とデータ解析を中心に行っているが、領域内の研究者は既にこれらの支援を受けながらデータを収集している段階である。以上のように、総括班で計画した業務を遂行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、総括班の業務を遂行している。また、特別大きな問題もない。
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Strategy for Future Research Activity |
基本的には、当初の計画通りに総括班業務を遂行する予定であるが、研究支援体制が確立していることを受け、さらなる領域内共同研究が遂行できるよう支援することが必要であると考える。
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Research Products
(1 results)