2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Chemical Biology using bioactive natural products as specific ligands: identification of molecular targets and regulation of bioactivity |
Project/Area Number |
23102001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
上田 実 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60265931)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
半田 宏 東京工業大学, ソリューション研究機構, 教授 (80107432)
入江 一浩 京都大学, 農学研究科, 教授 (00168535)
叶 直樹 東北大学, 大学院・薬学研究科, 准教授 (40317293)
品田 哲郎 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30271513)
井本 正哉 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60213253)
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Keywords | ケミカルバイオロジー / 天然物リガンド / 標的同定 / 分子設計 |
Research Abstract |
本年度は、領域研究の初年度であり、各計画班員相互の共同研究の可能性を探るとともに、領域組織の構築を目的として研究を行った。10月と1月に、それぞれ、キックオフシンポジウム、第一回公開シンポジウムを開催し、天然物を用いるケミカルバイオロジー研究の現状を議論するとともに、領域の目指す方向を公にして公募研究への応募を促した。その結果、公募研究に極めて多数の応募を得ることができた。また、日本化学会年会及び日本農芸化学大会においても領域関連のシンポジウムを開催し、多くの聴衆を集めることが出来た。これらの活動を通じて、「構造から活性へ」という我々の提唱する新しい学問的潮流に広い理解と協力を集めることができた。 また、領域HPの立ち上げも、このような広報活動に大きな成果が期待できる。2月には、領域に関する各種の情報と共に、天然物リガンドを用いるケミカルバイオロジーという新しい流れを解説するためニュースレターを発行し、領域HPにおいて公開した。 一方、タンパク質解析経費などを総括班で負担することで、領域内での共同研究を大いに促進することが出来た。公開シンポジウムなどの機会を積極的に利用することで、一層の学際的展開を期待できる。今後も、班員間の共同研究を積極的に推進することで、領域が一丸となった研究休制を構築する。 以上のように初年度は、領域の活動体制を構築すると共に、各種活動のテンプレートを確立することが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
初年度は、各班の研究を独自に進めると共に、領域の組織作りを行う計画であったが、既にいくつかの共同研究がスタートしており、今後の展開が期待できる。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度と同様、領域内の共同研究を推進する。また、計画班員のみ成らず、次年度より合流する公募班員との共同研究を推進することで、一層の進展を目指したい。さらに、公開国際シンポジウムを通じて、国際的な共同研究の機会を模索する。
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Research Products
(5 results)