2012 Fiscal Year Annual Research Report
Chemical biology using natural products
Project Area | Chemical Biology using bioactive natural products as specific ligands: identification of molecular targets and regulation of bioactivity |
Project/Area Number |
23102001
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
上田 実 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (60265931)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入江 一浩 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (00168535)
渡邉 秀典 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (00202416)
品田 哲郎 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (30271513)
小林 資正 大阪大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (40116033)
叶 直樹 東北大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (40317293)
岡本 隆一 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (50451935)
松永 茂樹 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (60183951)
井本 正哉 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60213253)
半田 宏 東京工業大学, 生命理工学研究科, 教授 (80107432)
渡辺 肇 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80212322)
佐々木 誠 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (80235267)
木越 英夫 筑波大学, 数理物質科学研究科(系), 教授 (90169839)
西川 俊夫 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (90208158)
石橋 正己 千葉大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (90212927)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 天然物ケミカルバイオロジー / 標的同定 |
Outline of Annual Research Achievements |
総括班の運営は、共同研究の推進を第一目標として、計画的に行った。平成24年度は、公開シンポジウム(東京)、国際シンポジウム(京都)を各1回開催し、各100名以上の参加者を広く産学官から集めた。シンポジウムでは、ポスター発表形式に工夫を凝らし、共同研究推進を主目的とするシンポジウムであることを参加者全員に強調した。これと平行して、「地区ミニシンポジウム」を3回開催した。これは、領域研究者と少数の招待講演者から成るシンポジウムを開催することで、共同研究を開始するきっかけを提供するものであり、ひろく有機合成化学から医学にまで渡るユニークなシンポジウムが企画され、共同研究のきっかけとなった。 また、これらに付随して若手ワークショップを2回(東京、大阪)開催し、若手研究者による研究発表と交流の機会を設けた。融合領域研究並びに、共同研究の推進には、30歳前後までにこの様な領域融合型の発表とディスカッションを経験することが極めて重要であり、次世代・次次世代の研究者養成に資するところ大であると考えている。また、どのような人材がいるのか、若手の顔が見えにくいという意見があったことから、各班員の研究室から若手研究者を推薦して頂き、人材の紹介を行う「天然物ケミカルバイオロジー次次世代」と題する企画も開始した。この中から、関連領域でのポストを得るものが多く誕生することを期待している。 総括班経費からは、標的同定に必要な各種依頼分析経費や依頼のための前処理に必要な消耗品などの経費支援をおこなった。これによって、アウトソーシングによる配列解析やアレイ解析などに対するバリアが下がり、研究に大きな進展が見られた。 これらの事業の全てに関して、研究支援者の貢献は極めて大きく、専門的見地からの研究支援並びに事務的支援を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
共同研究推進を明確に主目的とする領域運営によって、多くの共同研究が開始された。これらが論文という形にまとまるには一層の時間を要するが、これまでにない研究成果が期待できる萌芽が多く見られる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、一層の共同研究推進を目的として、共同研究の端緒となるシンポジウムポスター発表、若手ワークショップ、ならびに地区ミニシンポジウム開催を進めていく。領域発の成果を総括し、一般性のある形で情報を抽出する作業も必要である。 また、本領域初の成果について、広く一般にアピールするために、天然物ケミカルバイオロジー領域をイメージしたアニメーション動画の作成とHPやYouTubeなどを通じての公開、成果をサイエンスライターによってリライトしてもらった解説記事を作成し、HP上で公開するなどの展開を考えている。本領域を経て育った若手研究者や大学院博士課程院生についても、「天然物ケミカルバイオロジー次次世代」としてHPで積極的に紹介していくことで、外から見える人材データベースをつくりたい。 これらの活動を通じて、天然物ケミカルバイオロジー領域の活動をアピールすると共に、標的同定研究の重要性への理解を深め、研究者人口の増加を図ることで、本分野の研究基盤強化に努めたい。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Hybrid Stereoisomers of Compact Molecular Probes Based on Jasmonic Acid Glucoside: Syntheses and Biological Evaluations,2012
Author(s)
M. Ueda, G. Yang, Y. Ishimaru, S. Tamura, T. Itabashi, K. Kiyota, S. Kuwahara, S. Inomata, M. Shoji, T. Sugai
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Journal Title
Bioorg. Med. Chem.,
Volume: 20
Pages: 5832-5843
Peer Reviewed
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