2014 Fiscal Year Annual Research Report
少数性生物学ー個と多数の狭間が織りなす生命現象の探求ー
| Project Area | Spying minority in biological phenomena -Toward bridging dynamics between individual and ensemble processes- |
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| Project/Area Number |
23115001
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
永井 健治 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (20311350)
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| Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | 少数分子系 / 分子個性 / 協同性 / 階層間相互作用 / コヒーレンス |
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| Outline of Annual Research Achievements |
・会議・シンポジウムの企画運営
総括班として以下の会議・シンポジウムの企画運営を行い、本領域が目指す生命における少数分子の意義・個性について徹底的な議論を行い、研究者間での交流を深めた。
[1]第1回少数性生物学デバイス研究会(平成26年6月15日～6月16日・ラフォーレ那須)、[2]第7回領域会議(平成26年6月21日～22日・琵琶湖クラブ)、[3]日本物理学会2014年秋季大会・シンポジウム(平成26年9月9日・中部大学春日井キャンパス)、[4]第52回日本生物物理学会・シンポジウム(平成26年9月26日・札幌コンベンションセンター)、[5]第87回日本生化学会大会・シンポジウム(平成26年10月17日・国立京都国際会館)、[6]第2回少数性生物学データ検討会(平成26年10月31日・広島パシフィックホテル)、[7]第2回少数性生物学討論会(10月21日～10月22日・和みの宿いい田)、[8]第3回少数性生物学討論会(12月20日、大阪大学産業科学研究所)、[9]第8回領域会議(平成27年1月29日～31日、ルスツリゾートホテル)、[10]新学術領域「少数性生物」・さきがけ細胞機能の構成的な理解と制御合同シンポジウム(平成27年2月1日、ルスツリゾートホテル)、[11]第2回少数性生物学デバイス研究会(平成27年3月25日～3月26日、ホテル紫苑)
・アウトリーチ活動など
若手研究者向けの啓蒙の場として「少数性生物学トレーニングコース」を平成26年7月20日～8月2日に2週間に渡って開催した。また、阪大産研内に開設したバイオナノフォトニクスコンソーシアムにおいて、当該領域内部はもとより、本領域外部からの利用者も受け入れることで、共同研究および情報共有・発信を行い、少数性生物学の推進・普及に努めた。さらに、ニュースレターの発行を行い、本領域の研究についてわかりやすく説明を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
領域研究も後半に差し掛かり、領域会議での議論はますます活発化している。第8回領域会議には、領域研究に携わる研究者に加え、技術支援班に所属する企業の技術者も多く参加し、研究者と企業の技術者を交えた実りある議論と学術的交流を行うことができた。
一方、特定のテーマに絞った研究会を多く開催し、より深い議論を行うことにより、領域内での共同研究もこれまで以上に増加し、かつその成果が共著論文の形で出始めている。また、生命現象における少数性問題を啓蒙するため、総括班として可能な限り多くの学会等でシンポジウムを企画・協賛・共催した結果、予想以上の反響があり、班員以外からの領域会議への参加打診や共同研究の促進に結び付いた。
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| Strategy for Future Research Activity |
これまで同様、議論及び交流の場を設けることで、本領域の推進を図る。そのために班会議の充実を取り組むとともに、テーマを絞った研究会、シンポジウムを開催する。
また、博士後期課程・ポスドク研究者、助教等の若手研究者向けの啓蒙の場として「少数性生物学トレーニングコース」を2週間に渡って開催する。
さらに平成27年度は領域最終年度となるが、本領域で生み出されたパラダイムや技術を世界に発信し流布するために３カ国でコオーガナイズする国際シンポジウムを開催するとともに、平成28年3月下旬に、領域終了シンポジウムを開催して本領域の全活動の総括を行う。
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