2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Synthetic biology for the comprehension of biomolecular networks |
Project/Area Number |
23119001
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
岡本 正宏 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40211122)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | システムゲノム科学 / 生物工学 / システム生物学 / マイクロ流体デバイス / 細胞分化 / ゲノム情報科学 / タンパク質工学 / システム最適化 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度に、本領域の後半の2年間(平成26年度~27年度)の公募研究が採択された。細胞を扱う分子生物学的技術(A01班)に4件、無細胞系で回路・経路構築を行う工学的技術(B01班)に5件、ドライ系(理論系)の情報科学的技術(C01班)に8件の公募研究を加え、新たな陣容で、計画研究、公募研究の枠を超えて、本領域の具体的な3つの目標、すなわち、1)細胞密度・栄養源・生産物を感知し、自ら制御を行い、物質を生産する『自律制御生産細胞』の構築、2)分化誘導補助細胞が、分化状態を感知し、目的の細胞へ分化誘導する『自律制御分化補助細胞による分化誘導システム』の構築、3)多数(10以上)の遺伝子から構成される人工代謝経路を構築し、目的の物質を生産する『人工代謝経路を用いた多段階反応を必要とする目的物質の生産』の共同研究を実施している。 5月19日から21日まで、福岡で、第5回領域全体会議を開催した。また、11月13日から14日まで、東京で、「細胞を創る研究会7.0」を共催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3つの共通目標、1)細胞密度・栄養源・生産物を感知し、自ら制御を行い、物質を生産する『自律制御生産細胞』の構築、2)分化誘導補助細胞が、分化状態を感知し、目的の細胞へ分化誘導する『自律制御分化補助細胞による分化誘導システム』の構築、3)多数(10以上)の遺伝子から構成される人工代謝経路を構築し、目的の物質を生産する『人工代謝経路を用いた多段階反応を必要とする目的物質の生産』の共同研究体制を構築し、タイムスケジュールを確認しながら進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は最終年度なので、成果発表を兼ねた国際シンポジウムおよび合成生物学技術せみなーの開催を予定している。また、研究成果の強みを活かした次期の合成生物学研究プロジェクトの設計も行う。
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Research Products
(2 results)