2012 Fiscal Year Annual Research Report
重力波天体の多様な観測による宇宙物理学の新展開の総括的研究
Project Area | New development in astrophysics through multimessenger observations of gravitational wave sources |
Project/Area Number |
24103001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中村 卓史 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80155837)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 貴浩 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (40281117)
神田 展行 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50251484)
河合 誠之 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (80195031)
吉田 道利 広島大学, 学内共同利用施設等, 教授 (90270446)
ヴァギンズ マーク 東京大学, 学内共同利用施設等, 教授 (90509902)
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Project Period (FY) |
2012-06-28 – 2017-03-31
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Keywords | 重力波 / x線天文学 / 光赤外天文学 / ニュートリノ / データ解析 / 重力波の理論 |
Research Abstract |
総括班は領域代表者を研究代表者とし計画研究代表者を分担者として構成している。また評価担当の連携研究者も構成員である。総括班の中で連携研究者以外の会議を代表者会議と称して毎月1回第1金曜日の9時から行い、領域の各計画研究の進行状況のcheck,総括班の予算使用方法についての検討、2ヶ月に1回、各計画研究が回り持ちで行う1日から2日間のface to faceでのworkshopの日程、内容の検討を行った。本年度は2012年8月27日に京都大学で新学術領域のkickoff会議を開催した。10月21日には富山大学でニュートリノ観測と超新星爆発に関するwork shopを開催した。前日の20日には神岡鉱山中の100m重力波干渉計CLIO並びにLCGT(KAGRA)の建設現場の見学を行った。12月27-28日には、光赤外の計画研究担当で広島大学のかなた望遠鏡の見学を含むworkshopを実行した。2013年2月20日と22日には、国立天文台にて、データ解析グループがKAGRAデータ解析スクールを開催しデータ解析の仕方を他分野の大学院生を含む60名程度の参加者に教えた。2013年3月1日から2日には領域シンポジウムを大阪市立大学で開催した。領域の2つの計画研究への理解が深まった。2013年度には残り3つの計画研究担当のwork shopを開催する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各計画研究はほぼ計画通りに研究が進んでいる。異なった計画研究の詳しい内容を相互に理解する為開始した隔月のface to faceの workshopは、2つが済んだところであるが、参加者も多く、それぞれ成功裏に終了した。また、データ解析スクールも多くの参加者があり、領域の裾野を広げる事に成功している。来年度は公募研究も加わるのでさらなる発展を期待できる。
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Strategy for Future Research Activity |
総括班は領域代表者を研究代表者とし計画研究代表者を分担者とし,評価担当の連携研究者も構成員である。来年度には年度末に東京工業大学で領域シンポジウムを開催する予定であるので連携研究者に評価並びにsuggestionをしてもらう。総括班の中で連携研究者以外の会議を代表者会議と称して毎月1回第1金曜日の9時から行い、領域の各計画研究の進行状況のcheck,総括班の予算使用方法についての検討ことも続行する。2ヶ月に1回、各計画研究が回り持ちで行うworlshopは2013年度はX線の計画研究に関して東京工業大学で行い、理論の計画研究に関しては京大で、データ解析の計画研究に関しては大阪市立大学で行う。今年度はbi-monthly workshopは経費の節約のため、関西と関東で会場をもうけ両者はTV会議で接続する事を考えている。また、データ解析と理論合同の毎週金曜の10時半から行っているGG(Gravity Gravitational wave)TV会議も継続する。経費の大半は旅費 と秘書の雇用費用である。
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Research Products
(24 results)