2012 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular basis of host cell competency in virus infection
Project Area | Molecular basis of host cell competency in virus infection |
Project/Area Number |
24115001
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
永田 恭介 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40180492)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
脇田 隆字 国立感染症研究所, ウイルス第2部, 部長 (40280789)
藤田 尚志 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (10156870)
柳 雄介 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40182365)
小池 智 公益財団法人東京都医学総合研究所, ゲノム医科学研究分野, プロジェクトリーダー (30195630)
夏目 徹 独立行政法人産業技術総合研究所, バイオメディシナル情報研究センター, 研究員 (00357683)
佐々木 顕 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 教授 (90211937)
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Project Period (FY) |
2012-06-28 – 2017-03-31
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Keywords | 感染コンピテンシー / ウイルス / 病原性発現 / 宿主特異性 / 宿主因子 / 許容性 / 共同研究インターンシップ / 感染防御 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、総括班として、領域の研究推進を支援し、新たな研究概念の創出を支援することを目的とする。最終的には、病原性発現に帰結する宿主特異的なウイルス複製とそれに対抗する宿主防御メカニズムとの拮抗の分子基盤を理解し、ウイルス増殖の許容性/非許容性に繋がるウイルス側と宿主側の特性(感染コンピテンシー)を明らかにし、扱うウイルスを超えて共通概念を抽出する研究を支援し、そのための異分野協業を推進する。 本年度では、1.福岡県福岡市二日市にて、総括班会議を開催し、本領域の方向性と研究方針、ならびに共同研究インターンシップの枠組みの策定を行った。2.ホームページ(http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/infcompetence/)を立ち上げた。3.公募研究班員の募集方針の決定にもとづき、募集と選定を行った。4.福岡県福岡市二日市にて、第1回領域会議を開催した。5.共同研究インターンシップを開始した(京都大・藤田グループの大学院生の筑波大(永田グループ)での共同研究支援)。6.国際会議である第2回RNA and Biofunctions Meetingを補助し、本領域の若手研究者を多く参加させることで、国外の研究者やウイルス領域外の研究者との人的交流のサポートを行った。特に、本国際会議には機能性RNAに関わる研究者を集めた。近年のmiRNAやsiRNAなどRNA研究の発展を背景とした、ウイルス研究の新展開を模索する上でこの共催は非常に有意義であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
総括班として、必須事項である総括班会議、第1回領域会議、および公募班研究員の募集と選定を滞りなく遂行した。また、ホームページの立ち上げや共同研究インターンシップの推進なども、問題なく開始することができている。小規模ではあるが国際会議を開催できたことは予想以上の成果である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も本年度の方針を維持し、さらに拡大していく必要がある。特に、公募班とも連携し、領域内の交流を活性化して共同研究インターンシップを推進していく。また、ニュースレターの刊行や国内・国際学会を運営することで、研究領域の活性化と情報交換・発信に努める。
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Research Products
(28 results)