2012 Fiscal Year Annual Research Report
Promotion of the Transcription Cycle Area
Project Area | Integral understanding of the mechanism of transcription cycle through quantitative, high-resolution approaches |
Project/Area Number |
24118001
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山口 雄輝 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (50345360)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
十川 久美子 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (20291073)
緒方 一博 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90260330)
松本 直通 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80325638)
高橋 陽介 広島大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90183855)
伊藤 敬 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (90306275)
中村 春木 大阪大学, たんぱく質研究所, 教授 (80134485)
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Project Period (FY) |
2012-06-28 – 2017-03-31
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Keywords | 遺伝子 / 発現制御 / 生体生命情報学 / 分子認識 / 1分子計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域では、先端的な解析技術の開発・導入、および、ウェットとドライ(情報科学・計算科学)の融合、という2つをドライビングフォースとして、転写制御の全体像を定量的に明らかにすることを目指している。総括班は、開発された技術を領域内外に普及させる活動や、ウェットとドライの融合を促進する場の醸成等を通じて、転写サイクル研究を推進する。今年度は以下の研究支援活動を行った。 (1) 先端的技術の領域内共同利用システムの構築。計画にしたがって次々世代シーケンサー、1分子蛍光顕微鏡、構造解析用装置を、それぞれ担当の計画班員である松本、十川、緒方の研究室に導入し、領域内共同利用システムの運用を開始した。 (2) トレーニングワークショップや講習会の開催。5ヶ年の間に不定期に複数回のTWSを開催する予定である。今年度は計画班員のみなので、公募班が加わって領域の規模が拡大する25年度以降に、班員の要望も聞きながら、1分子生物学、次世代シーケンシング技術、情報生物学等を対象としたTWSを開催していく方針を総括班内でとりまとめた。 (3) 若手研究者支援。計画に従い、24年10月に第1回班会議を長崎で開催した。さらに、班という枠を超えて国内の転写・クロマチン研究者を結集するため、転写研究会ならびに新学術「転写代謝」領域との共催で「冬の若手ワークショップ」を25年1月に鬼怒川で開催した。 (4) 広報活動。計画に従い領域のホームページを立ち上げた。さらに、領域内外の情報交流・情報発信のため、25年度早々に公募班員が参加した段階で第一回ニュースレターを発刊する方針を定めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1) 先端的技術の領域内共同利用システムの構築、(2) トレーニングワークショップや講習会の開催、(3) 若手研究者育成のための情報交換の機会の提供、(4) 広報活動、の4点を総括班の研究支援活動として掲げている。「研究実績の概要」に記したように、TWSは効用を考え、公募班が加わる25年度以降に実施することとしたが、それ以外の点はすべて計画どおりに実行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
(1) 先端的技術の領域内共同利用システムの構築。25年度は、導入した機器の共同利用を本格的に開始する。TWS開催と合わせ、先端的技術の利用普及を図っていく。(2) トレーニングワークショップや講習会の開催。公募班が加わって領域の規模が拡大する25年度以降、班員の要望も聞きながら、1分子生物学、次世代シーケンシング技術、情報生物学等を対象としたTWSを開催していく。(3) 若手研究者支援。25年度以降も班会議と、若手主体の研究会をそれぞれ年1回、開催していく。さらに、若手による海外研究発表の金銭的支援を開始する。(4) 広報活動。領域ホームページやニュースレターを通じて、研究成果やアウトリーチ活動を広報していく。
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Research Products
(63 results)