2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Science of Atomic Layer Systems |
Project/Area Number |
25107001
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
齋藤 理一郎 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00178518)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長田 俊人 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00192526)
依光 英樹 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00372566)
楠 美智子 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 教授 (10134818)
長汐 晃輔 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20373441)
上野 啓司 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (40223482)
塚越 一仁 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, MANA主任研究者 (50322665)
若林 克法 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, MANA独立研究者 (50325156)
越野 幹人 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (60361797)
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Project Period (FY) |
2013-06-28 – 2018-03-31
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Keywords | 原子層物質 / グラフェン / 遷移金属カルコゲナイド / 気相化学合成 / 中間報告書 |
Outline of Annual Research Achievements |
本新学術領域研究は2年度目になり、公募研究を採択した。総括班は、共同研究を促進するために2回全体会議を行うとともに、各種講習会を実施した。 (1)総括班でまとめて博士研究員を5名雇用した。この結果、計画研究のサポートと共同研究の促進のために多くの貢献をした。 (2)平成26年7月に東大工学部(本郷)で第3回の全体会議(公開)を開き、公募研究のキックオフミィーテイングとして、新たな共同研究の提案をおこなった。また全体会議の後に、応用班主催のミニシンポジウム(公開)があり、遷移金属カルコゲナイド合成の講習会などが開かれた。また平成27年1月に東大物性研で第4回の全体会議(公開)を、中間審査に向けた成果発表会をおこなった。第4回の全体会議の後にも講演会を主催した。 (3)平成26年度がちょうど中間に位置するので、3月をめどに自主的に中間報告書を作成(日本語、英語各200ページ、PDF形式で公開)し、Web上に公開した。1000件を超えるダウンロードがあった。 (4)このほかに10月に東大生産技術研究所で原子層技術講習会が、また平成27年2月には東北大学理学部で原子層道場(理論の勉強会)が公開で開かれた。これらの資料はWeb上に公開されていて、今日も良くダウンロードされている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成26年は2年度にあたり、初年度にすでに計画されていた企画はすべて実行された。初年度確保できなかった博士研究員も5名確保することができた。全体会議や講習会も、一般の人から多く参加があり、原子層科学の知名度は十分に上がったと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)第3年度は、研究成果を問う形になる国際シンポジウムを1年前倒しで6月下旬に名古屋で行うことによって、国際共同研究の促進と世界の進歩を知るようにする。 (2)市民講座を開催し、講習会とは別に高校生でもわかるような話で、科学の説明責任を果たしていきたい。 (3)第3年度は、中間審査の年であるので我々が行ってきた成果をわかりやすく説明するとともに、後半に向けた戦略を正確に立てていく必要がある。 (4)総括班の活動が多岐にわたるので、総括班の構成を少し増強することを検討する。
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