2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Science of Atomic Layer Systems |
Project/Area Number |
25107001
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
齋藤 理一郎 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00178518)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長田 俊人 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00192526)
依光 英樹 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00372566)
楠 美智子 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 教授 (10134818)
長汐 晃輔 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20373441)
上野 啓司 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (40223482)
塚越 一仁 独立行政法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, MANA主任研究者 (50322665)
若林 克法 関西学院大学, 理工学部, 教授 (50325156)
越野 幹人 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (60361797)
|
Project Period (FY) |
2013-06-28 – 2018-03-31
|
Keywords | 原子層物質 / 遷移金属カルコゲナイド / グラフェン / 複合原子層 / 原子層超伝導 / グラフェンフラッグシップ / NT15 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は応用班(A03)が重点課題であり、以下のような全体計画を実行した。 (1)平成27年10月東京大学工学部で、複合原子層物質を合成するためのドライプロセス技術講習会を開催した。 (2)平成27年6月名古屋大学で、新学術領域研究主催の国際会議として、NT15(ナノチューブと原子層物質に関する国際会議)を主催した。全体の参加者は750名(30か国以上からの参加)で、本新学術領域から大学院生も含め100名強が参加した。 (3)平成27年8月京都大学理学部で、第5回全体会議(公開)を開き、領域全体の中間審査に向けた成果をまとめた。全体会議に先立って8月に、総括班が主催者となって原子層科学に関する市民講座を京都開催した。200名を超える参加者があった。また平成28年2月東北大学理学部で第6回全体会議(公開)を開催し、公募研究の成果を発表した。またこの全体会議においてMITのDresselhaus教授に対して東北大学名誉博士を授与する記念シンポジウムも行い。200名を超える参加者があった。 (4)平成27年10月東京の東北大学オッフィスで、EUのグラフェンフラグシップの代表者と、原子層物質に関するJapan-EU Workshop を開催した。この会議の重要性をお互いに確認し、来年度はEUで開催することになった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初4年度目に行う予定であった、国際シンポジウムを3年度目に行い、700名を超える参加者(本新学術領域研究からの参加者は100名)30か国を超える国からの参加があった。またグラフェン、遷移金属カルコゲナイド物質以外の新規物質に関する研究も進み、さらにそれらを積層した複合原子層物質に関しても研究がスタートしたことなどが理由である。また、国際的にも本新学術領域が認知され、国際共同研究が加速しているから。
|
Strategy for Future Research Activity |
(1)今後も、この加速するペースを維持しつつも、今後広がる新原子層物質にどういう戦略を立てるかも検討する。 (2)平成28年度に新規に採択される公募研究の参入による新たな共同研究と、また平成27年度より始まっている国際共同研究基金による国際共同研究が、この新学術の新たな展開となるように総括班のサポートを行う。 (3)また、後半の2年間も継続して講習会をいろいろなテーマで開催し、領域内の技術や知識の共有を強化する。 (4)市民講座やWeb、Facebookなどを通じて社会還元活動も継続して行う。
|
Research Products
(4 results)