2017 Fiscal Year Annual Research Report
The Evolutionary Origin and Neural Basis of the Empathetic Systems
Project Area | Empathic system |
Project/Area Number |
25118001
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
長谷川 壽一 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30172894)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
駒井 章治 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (50420469)
村山 美穂 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (60293552)
|
Project Period (FY) |
2013-06-28 – 2018-03-31
|
Keywords | 共感性 / データ管理 / 動物倫理 / シンポジウム / 若手育成 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の活動としては、各班の研究成果取りまとめに向けてのフォローを行いながら、以下のシンポジウム、ワークショップの開催(共催)を通じて共感性学の創成を広く周知することを試みた。(1)日本神経科学大会若手企画シンポジウム「社会を創る個と個の繋り:神経ペプチドから社会性神経科学を俯瞰する」では、共感性を語る上で重要であることが明らかになってきたオキシトシンが、個体認知・社会性記憶・社会的意思決定という切り口で社会性行動を最適化するために脳全体をどのように包括的に修飾し得るのかについて討論し、社会性神経科学の俯瞰を試みた。(2)次世代脳冬のシンポジウムで、例年新学術2領域で共催していたものを、5領域合同で行った。タイトルは「意志創発の進化・脳・心理基盤」とし、「脳回路・発達基盤」「時間・報酬系基盤」「進化・心理・社会基盤」の3つの切り口で発表し、他領域の研究について再認識すると同時に真の領域間連携の可能性を感じさせる内容となったが、本領域の発表については、多くの参加者から評価された。(3)脳とこころのメカニズム冬のワークショップ「身体制御と自己表象」を共催した。このWSは実験と理論研究の研究者間の橋渡しと若手研究者の育成を主な目的としており、本領域の目的の1つである若手研究者育成と合致しているため共催した。若手研究者育成については、昨年度に続き2月に伊豆で若手研究合宿を開催したが、30名以上の参加者があり、深夜まで活発な研究議論がなされた。 例年1月開催だった領域会議を3月初旬に開催し、最終年度の各研究班の成果の確認を行った。ここでも若手のポスター発表が活発に行われ(29枚)、評価委員からもポスター内容が5年の間に確実に進歩していると評価された。 最終年度村山班の総括班加入によって、中間で課題となった共感遺伝子の同定に向けて領域全体の支援体制を整えることができ、成果をあげられた。
|
Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(8 results)