2014 Fiscal Year Annual Research Report
π造形科学: 電子と構造のダイナミズム制御による新機能創出
Project Area | pi-System Figuration: Control of Electron and Structural Dynamism for Innovative Functions |
Project/Area Number |
26102001
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
福島 孝典 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70281970)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫻井 英博 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00262147)
芥川 智行 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (60271631)
矢貝 史樹 千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80344969)
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Project Period (FY) |
2014-06-27 – 2019-03-31
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Keywords | π電子系科学 / 有機化学 / 超分子化学 / 機能材料 / 物性理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度である平成26年度は、以下の取り組みを通じて、本領域研究推進のための基盤整備を集中的に行った。領域事務局を東北大学多元物質科学研究所(担当:A02班 芥川)に設置した。また、大阪大学大学院工学研究科(担当:A01班 櫻井)に、領域リサーチアドミニストレーターを1名雇用し、領域内の連絡・連携ならびに領域外へ向けた情報発信の体制を整えた。領域の組織体制については、学術水準向上と若手育成に関する評価と助言を行う評価グループを設置した。本領域研究の目的、内容、方向性を広く社会に発信するため、第一回公開シンポジウムを2014年9月5~6日に開催した。本シンポジウムには200名以上の研究者が参加したため、平成27年度以降の公募研究の申請を考えている研究者に対して、有用な情報提供の場となった。2014年11月21~22日には、領域の若手研究会(担当:A02班 矢貝)を開催し、若手研究者間の交流と情報共有を促進した。2014年9月6日に運営会議、12月20~21日に領域全体会議を開催した。ここでは、領域研究者が各々の研究内容と方向性、ならびに領域協働研究の進展状況を発表した。開かれた議論の場を提供したことにより、一層多くの連携研究がスタートすることとなった。 研究者間交流・若手育成として、領域内研究者による「中長期滞在型共同研究」を1件、領域外研究者を対象とした「π造形スクール」を1件支援した。広報活動として、本領域(http://pi-figuration.jp)および若手会(http://pi-figuration.jp/foryoung/index.php)のウェブサイトを設置し、領域の研究成果を広く関連学会や社会に発信する体制を整えるとともに、月刊誌「現代化学」誌において9月号から毎月、本領域研究の紹介記事を掲載している。さらに、計18回のπ造形コロキウムを開催し、情報交換および領域研究発信を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画どおり、平成26年度中に本領域推進のための基盤整備を完全に遂行した。また、次年度以降の公募研究者募集へ向けて、効果的な情報発信を行うことができた。領域会議では、綿密な情報共有が図られ、多数の恊働研究が活発に実施されている状況である。また、初の試みである中長期滞在型共同研究とπ造形スクールを順調にスタートさせることができた。以上から、本研究は「おおむね順調に進展している」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
公募研究者が参画する平成27年度には、以下の取り組みを通じて、本領域研究のさらなる推進を図る。運営会議を開催し、公募研究者を含めた新たな領域体制の基盤整備を迅速に行う。4月30日に開催予定の第一回国際会議を始め、第二回国内会議、第二回国際会議を開き、本領域研究の成果を国内外の研究者に発信する。また、若手研究会および領域研究者による合宿形式の研究発表・意見交換会を開催する。計画研究者および公募研究者が各々の研究内容と方向性を熟知することを通じて、新たな恊働研究を促進し、領域研究基盤を強化する。これらの会議において、評価グループは領域研究の学術水準向上へ向けた評価と助言、および若手育成に関する助言を行う。 領域内外の研究者間交流・若手育成支援として開設する「中長期滞在型共同研究」および「π造形スクール」については、平成27年度も引き続き募集・支援活動を行う。また、領域の広報活動に関する取り組みとして、領域ウェブサイトおよび領域若手会ウェブサイトを運営し、領域外研究者へ向けた情報発信を行うとともに、領域内研究者間の情報共有の強化を図る。月刊誌「現代化学」への毎月の記事掲載を通じて、本領域の研究成果を関連学会および社会に広く発信する。また、領域内成果のプレスリリースなどの広報支援を行う。
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Research Products
(3 results)