2014 Fiscal Year Annual Research Report
| Project Area | Homeostatic Regulation by Various Types of Cell Death |
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26110001
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| Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
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Principal Investigator |
田中 正人 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (00294059)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 裕康 東邦大学, 医学部, 教授 (70276476)
田中 稔 独立行政法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (80321909)
須田 貴司 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (70250090)
安友 康二 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30333511)
山崎 晶 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (40312946)
山口 良文 東京大学, 薬学研究科(研究院), 助教 (10447443)
袖岡 幹子 独立行政法人理化学研究所, その他部局等, その他 (60192142)
大村谷 昌樹 熊本大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (60398229)
荒川 聡子 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (90415159)
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| Project Period (FY) |
2014-06-27 – 2019-03-31
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| Keywords | 細胞死 / 生体応答 / 炎症 / 再生 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究領域では、多様な細胞死の分子機構と、細胞死を起点として惹起される生体応答を解析し、それぞれの細胞死が持つ生理的・病理的意義を明らかにすることを目的とする。総括班はこの目的を達成するために、共同研究の推進、研究支援事業、国際的な学術連携と人材育成に取り組むとともに本領域の広報活動に取り組んだ。具体的には、1.総括班会議を３回開催し、共同研究の推進に関する具体的な方策、領域内の研究者間での情報交換の方法、研究資材の相互利用などによる有機的な連携体制の構築強化の方法について決定した。
2. 肝細胞死共同プロジェクトの推進のため、解析したデータを基に討論を行い、プロジェクトの方向性を決定した。（田中稔）
3. メタボローム解析、超微形態解析、死細胞イメージング技術、モノクローナル抗体の作製、遺伝子改変マウス、低分子化合物等の研究支援事業の具体的な実施方法について決定し、実行した。（田中正、大村谷、荒川、袖岡）
4. 若手研究者の海外学会参加を援助した。また、次年度開催予定の他の領域との合同の若手研究者の交流会（ワークショップ）と、細胞死関連の研究者が参加する国際シンポジウムの企画（オーストラリアで開催予定）を行った。（山口、中野）
5．本領域の発足および研究内容を広めるとともに、公募研究参加者への啓蒙のための国内シンポジウムを１１月１３日に開催した。（中野、山口、田中稔）
6．領域ホームページ(http://www.dying-code.jp)の開設とニュースレターの発刊(HPに掲載)を行った。さらに、アウトリーチ活動を開始し、一般用のパンフレット(HPに掲載)を作成した。（山崎、安友、須田）
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の総括班活動は、班員全員の献身的な努力により、おおむね予定通り行うことができた。共同研究の推進に関しては、共同プロジェクトの推進とともに、多くの班員が興味を持つ新しい細胞死様式についても共同研究を行う方向で進めている。研究支援事業に関しては、支援の枠組みを決定し、既にモノクローナル抗体作製や遺伝子改変マウスの作製を中心に、事業が円滑に実行されている。国際的な学術連携に関しては、オーストラリアの細胞死研究グループと国際シンポジウムの共同開催を企画し、開催に向けて準備を行った。国際シンポジウムは当初３年目にあたる２８年度に予定していたが、協議の結果、２７年度に前倒しをして行う予定である。また、若手研究者人材育成を目的として、他の領域と合同で若手ワークショップを企画し、その準備を行っている。これは平成２８年１月に開催する方向で進んでいる。広報活動としては、キックオフシンポジウムとして国内シンポジウムを１１月１３日に開催し、約１６０名の研究者が参加し、活発な議論が行われた。さらに、領域ホームページの開設とニュースレターの発刊に加えて、アウトリーチ活動も開始した。アウトリーチ活動では、一般の市民に分かりやすく研究内容を伝えることが重要であるが、そのためにパンフレットを作成する必要があるとの意見があり、当初の予定にはなかったもののパンフレット作成にも取り組んだ。細胞死とその意義について、極めて分かりやすいパンフレットを作成することができ、今後のアウトリーチ活動に活用する予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
本年度、総括班は領域の目的を達成するために複数の活動を開始した。来年度は、この活動を引き続き行うとともに、特に国際交流、情報発信、若手育成に重点を起き、新たな活動を展開していく予定である。これらの新しい活動には上述のように、既に企画が進められているものもある。さらに公募研究班員との交流を通じて、新たな共同研究活動が推進されるようにつとめる。具体的には以下の５項目について実施する。１．領域推進会議および班会議を開催する。領域推進会議では、各計画研究の企画調整、推進方針の確認・決定を行うとともに、特に計画研究班員と公募研究班員との情報交換、研究資材の相互利用などによる有機的な連携体制の構築強化を進める。班会議では全班員が一同に介し、各研究の内容と今後の展開について討論し、共同研究の推進を行う。
２. 領域ホームページの充実とニュースレターの最新号の発刊を行い、領域内外の研究者への情報発信を行う。さらに、学生や一般市民への研究成果の公開と還元を実行していくためのアウトリーチ活動を行う。一般市民向けのパンフレットはすでに作成済みであり、これを利用する。
３．同様の分野で活動するオーストラリアの研究者との交流を目的として、国際シンポジウムを企画する。すでに海外の細胞死研究グループと詳細について検討しており、オーストラリアでの開催を検討している。また、領域に所属する研究室の若手研究者のためのワークショップを開催する。また、若手研究者を中心として国際会議への派遣を行う。
４．本年と同様に、メタボローム解析、超微形態解析、死細胞イメージング技術、モノクローナル抗体の作製、遺伝子改変マウス、低分子化合物等の研究支援事業を行う。支援の対象を公募研究班員に拡大する。
５．肝細胞死共同プロジェクトおよび細胞死様式研究に関する共同研究をさらに推進する。
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