2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Nascent-chain Biology |
Project/Area Number |
26116001
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
田口 英樹 東京工業大学, 生命理工学研究科, 教授 (40272710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲田 利文 東北大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (40242812)
田中 元雅 独立行政法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, チームリーダー (40321781)
稲葉 謙次 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (10423039)
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Project Period (FY) |
2014-06-27 – 2019-03-31
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Keywords | 新生鎖 / シャペロン / フォールディング / 品質管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
数千から数万種におよぶ細胞内のタンパク質はいきなり完成するわけではなく、mRNAの情報がポリペプチド鎖へと変換される過程で、すべて翻訳途上の新生ポリペプチド鎖(新生鎖)の状態を経過する。新生鎖はシャペロンとの相互作用などを通じてフォールディングするという自分自身の機能化のみならず、自らの品質管理にも積極的に関与したり、成熟タンパク質にはない機能を新生鎖の状態で有したりすることがわかってきた。そこで、本領域では、新生鎖が関わる生命現象、その分子機構を解明することを目的としている。 本総括班では、RNAとタンパク質側の両面からの研究を有機的に結びつけたり、新生鎖研究に新たな方法論を導入したりする際のハブとして、領域の推進のために積極的な役割を果たすことを目的とし、26年度夏より活動を開始した。活動内容の概要は以下の通りである。
・領域ウェブサイトの設置 ・領域名簿の作成 ・総括班会議の実施(2014年7月20、21日 熱海) ・領域設立キックオフミーティング(2014年9月30日 田町) ・関連学会でのシンポジウム・ワークショップの開催 ・若手ワークショップの開催(2015年3月8ー10日 八王子) ・ニュースレターの発行・送付(2015年3月発行)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
申請書に記載した総括班の活動は全て順調に実施した。特に、若手ワークショップは初年度で公募班がまだ揃わないにもかかわらず、約50名が参加して密な議論を交わすことができたという点で大変有意義だったと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
計画研究と公募研究が並行して進行する27年度以降は、総括班では計画研究と公募研究を効率良く推進し、得られた研究成果の評価を行う。領域内の緊密な連携を支援し、得られた研究成果を外部に発信する。具体的には主に以下の項目を遂行する。 ・領域ウェブサイトの更新 ・ニュースレターの発行(2回程度/年) ・総括班会議の実施(2回程度/年) ・全体領域会議の実施(1回/年) ・若手ワークショップの開催(1回/年) ・関連学会でのシンポジウム・ワークショップの開催 ・海外アドバイザー/関連研究者の招聘(2名程度/年) ・高校への出張講義やサイエンスカフェなど得られた成果を国民と共有する(随時)
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Peptide sequences converting polyglutamine into a prion in yeast.2014
Author(s)
Odani W, Urata K, Okuda M, Okuma S, Koyama H, Pack CG, Fujiwara K, Nojima T, Kinjo M, Kawai-Noma S, Taguchi H
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Journal Title
FEBS J
Volume: 282
Pages: 477-90
DOI
Peer Reviewed
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