2014 Fiscal Year Annual Research Report
認知的インタラクションデザイン学:意思疎通のモデル論的理解と人工物設計への応用
Project Area | Cognitive Interaction Design: A Model-Based Understanding of Communication and its Application to Artifact Design |
Project/Area Number |
26118001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
植田 一博 東京大学, 大学院情報学環, 教授 (60262101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 勇剛 静岡大学, 情報学研究科, 教授 (00333500)
小林 一樹 信州大学, 工学部, 准教授 (00434895)
大澤 博隆 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 助教 (10589641)
岡 夏樹 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (20362585)
鮫島 和行 玉川大学, 脳科学研究所, 准教授 (30395131)
長井 隆行 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (40303010)
小野 哲雄 北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (40343389)
山田 誠二 国立情報学研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (50220380)
今井 倫太 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60348828)
澤 幸祐 専修大学, 人間科学部, 教授 (60407682)
大本 義正 京都大学, 情報学研究科, 助教 (90511775)
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Project Period (FY) |
2014-06-27 – 2019-03-31
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Keywords | 認知科学 / 人工知能 / ユーザインタフェース / 社会系心理学 / 会話計測 / 研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域で目指している「認知的インタラクションデザイン学」の確立を支援するために,統括班は以下の4つの活動に取り組んだ. 【各計画研究班を通した共通実験ツールと共通実験環境の構築と運営】A01班と協力して,対面で着座した状態で対話を行なう際の非言語情報を計測するための3次元会話計測システムを構築した.さらに,A02班,C02班と協力して,移動しながら対話を行なう際にもデータが取得可能なモバイル版の試作機を作成した.さらに,詳細な動作計測を行うためのモーションキャプチャ装置を備えた実験環境を構築した. 【研究成果の国内外への発信基盤(シンポジウム・ワークショップ等)の整備と運営】本領域の告知ならびに公募班募集のためのキックオフシンポジウムを,9月13日に東京大学で開催した.また,Cognitive Interaction Design Workshop をSecond International Conference on Human-Agent Interactionのワークショップとして10月28日に筑波大学で,HAIシンポジウム2014の一セッションとして認知的インタラクションデザイン学特別セッションを,12月13日に岐阜大学で開催した. 【若手研究者の領域内インターンシップ制度の運営】本領域内の若手研究者を対象とした,生体信号計測に関する実習形式の研修会を3月23~24日にはこだて未来大学で開催した.また来年度以降の実施に向けて,領域内インターンシップ制度の進め方について相談を行った. 【領域会議の開催と領域運営評価のための第三者意見の取り込み】総括班会議を,8月1日(国立情報学研究所),9月13日(東京大学),1月10日(東京大学駒場)に開催した.さらに領域会議を1月20日に東京工業大学田町で開催し,本年度の成果報告を行うとともに,領域評価者からコメントを頂戴した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
共通実験ツールと共通実験環境の構築と運営に関しては,非言語情報の計測のための共通実験ツールのプロトタイプの作成,および詳細な動作計測を行うためのモーションキャプチャ装置を備えた実験環境を構築が本年度の目標であった.研究成果の国内外への発信基盤の整備と運営については,キックオフシンポジウム,国内および国際ワークショップの開催が本年度の目標であった.若手研究者の領域内インターンシップ制度の運営に関しては,来年度以降の実施に向けてその運営体制を固めることが本年度の目標であった.さらに,領域会議を開催し,領域運営評価のための評価者の意見を取り込むことも本年度の目標であった.これらはすべて実現できているので,上記のように判断した.
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は以下を実施する予定である. 【各計画研究班を通した共通実験ツールと共通実験環境の構築と運営】本年度に続き,共通実験ツールの構築を行う.各計画班と協力して,着座して対面状態で会話する場合の計測に用いる3次元会話計測システムに,発話に含まれる韻律特徴を自動分析するツールを追加する.また,着座せずに動きながら会話する場合の計測に用いる,モバイル版の3次元会話計測システムのプロトタイプを設計し,試作する. 【研究成果の国内外への発信基盤(シンポジウム・ワークショップ等)の整備と運営】夏に神戸で開催予定の24th IEEE International Symposium on Robot and Human Interactive Communication Kobe International Conference (ROMAN2015),10月に韓国で開催予定の3rd International Conference on Human-Agent Interaction (HAI2015)において国際ワークショップ,12月に静岡大学で開催予定のHAIシンポジウム2014と連動する形で認知的インタラクションデザイン学シンポジウムを開催する予定である.さらに,動物行動学者を集めた国際会議も開催する予定である. 【若手研究者の領域内インターンシップ制度の運営】領域内の若手研究者を,一定期間,専門分野外の研究室に派遣し勉学の機会を与える領域内インターンシップ制度を実施する.さらに,夏に合宿形式での勉強会を開く. 【領域会議の開催と領域運営評価のための第三者意見の取り込み】2016年1月に平成27年度の研究成果報告を行う領域会議を開催し,評価者の意見を取り込む.さらに公募班を含めた研究会を6月頃に開催する.総括班会議も4回程度(4月,6月,10月,1月頃)程度開催する予定である.
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Research Products
(7 results)
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[Presentation] Synthetic Evidential Study for Deepening Inside Their Heart2015
Author(s)
Ookaki, T., Abe, M., Yoshino, M., Ohmoto, Y. & Nishida, T.
Organizer
Twenty Eighth International Conference on Industrial, Engineering & Other Applications of Applied Intelligent Systems
Place of Presentation
Seoul, Korea
Year and Date
2015-06-10 – 2015-06-12
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[Presentation] Cognitive Interaction Design2014
Author(s)
Ueda, K., Takeuchi, Y., Nagai, T., Samejima, K., Yamada, S. & Imai, M.
Organizer
The Second International Conference on Human-Agent Interaction (HAI 2014)
Place of Presentation
筑波大学・つくば市・茨城県
Year and Date
2014-10-28
Invited
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