2016 Fiscal Year Annual Research Report
認知的インタラクションデザイン学:意思疎通のモデル論的理解と人工物設計への応用
Project Area | Cognitive Interaction Design: A Model-Based Understanding of Communication and its Application to Artifact Design |
Project/Area Number |
26118001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
植田 一博 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60262101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 勇剛 静岡大学, 情報学部, 教授 (00333500)
小林 一樹 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (00434895)
大澤 博隆 筑波大学, システム情報系, 助教 (10589641)
岡 夏樹 京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 教授 (20362585)
鮫島 和行 玉川大学, 脳科学研究所, 教授 (30395131)
長井 隆行 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40303010)
小野 哲雄 北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (40343389)
山田 誠二 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (50220380)
今井 倫太 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (60348828)
澤 幸祐 専修大学, 人間科学部, 教授 (60407682)
大本 義正 京都大学, 情報学研究科, 助教 (90511775)
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Project Period (FY) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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Keywords | 認知科学 / 人工知能 / ユーザインタフェース / 社会系心理学 / 会話計測 / 研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域で目指す「認知的インタラクションデザイン学」の確立を支援するために以下の4つの活動を実施した. 【共通実験ツールの構築】着座状態での会話計測に用いる3次元会話計測システムと,発話者の抽出と韻律特徴の分析を行うツールとの同期をとる方法を開発し,試用を開始した.また,動きながら行う会話の計測に用いる超小型軽量ソシオメータの1号機が完成した. 【研究成果の国内外への発信基盤の整備と運営】RO-MAN2016 (8月,ニューヨーク),HAI2016 (10月,シンガポール)にて国際WSを開催した.また,人工知能学会全国大会にてOS(人と人工知能を繋げるHAI,6月,北九州国際会議場)を,日本認知科学会大会にて特別企画(ヒト/動物/人工物の社会性の認知基盤,9月,北海道大学)を,日本動物心理学会大会にて共催シンポジウム(北海道の身近な動物のコミュニケーション研究最前線,11月,北海道大学)を開催した.HAIシンポジウム2016(12月,東京大学)を開催し,本領域のメンバーの多くが成果報告を行った. 【若手研究者の領域内インターンシップ制度の運営】11名の若手研究者を希望研究室にインターンとして派遣した.また,1月の合宿勉強会に若手が出席するための旅費を支援した. 【領域会議の開催と領域運営評価のための第三者意見の取り込み】中間審査のための書類作成を行った.また,本領域の中核となる他者モデルについての共通理解を深めるための合宿討論会を1月6~8日に浜松で開催した.さらに,本年度の研究成果報告を行う領域会議を長谷川・共感性新学術領域と合同で開催し(1月,慶應義塾大学),評価者や第三者の意見を取り込むと同時に,隣接異分野との研究交流を行った. 上記以外に,京都工芸繊維大学の公開講義「認知的インタラクションデザイン学」や玉川大学・高校生体験理科教室等で,研究成果のアウトリーチ活動を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定した活動やイベントをすべて実施できたため,総合的に判断した.
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Strategy for Future Research Activity |
以下を実施する予定である. 【共通実験ツールと共通実験環境の構築と運営】これまで開発した3次元会話計測システムと超小型軽量ソシオメータがほぼ完成したため,各計画班の実際の計測に投入する.総括班は,そのサポートをするとともに,不具合があれば改善していく. 【研究成果の国内外への発信基盤(シンポジウム・ワークショップ等)の整備と運営】国際ワークショップとしては,8月にポルトガルで開催予定のRO-MAN2017でCognitive Interaction DesignのOSを,10月にドイツで開催予定のHAI2017で若手研究者向けのワークショップを開催する.国内では,5月に名古屋で開催する人工知能学会全国大会でOSを,12月にはHAIシンポジウム2017(開催場所未定)を開催する. 【若手研究者の領域内インターンシップ制度の運営】領域内の若手研究者を,一定期間,専門分野外の研究室に派遣し勉学の機会を与える領域内インターンシップ制度を実施する.また,夏に開催する予定の合宿勉強会に若手が出席するための旅費を支援する. 【領域会議の開催と領域運営評価のための第三者意見の取り込み】2018年1月に本年度の研究成果報告を行う領域シンポジウムを開催し,評価者や第三者の意見を取り込む.また昨年度も実施した,本領域の中核となる他者モデルについての共通理解を深めるための合宿討論会を夏に開催する. 加えて,今年度は班間で共同研究を実施する場合に旅費を支給する仕組みを作り,稼動させる.また昨年度と同様,京都工芸繊維大学の公開講義「認知的インタラクションデザイン学」や玉川大学・高校生体験理科教室等を通じて,研究成果のアウトリーチ活動にも努める.
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Research Products
(3 results)