2017 Fiscal Year Annual Research Report
New measurement techniques for visualizing live protein molecules at work
Project Area | Novel measurement techniques for visualizing 'live' protein molecules at work |
Project/Area Number |
26119001
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
神田 大輔 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80186618)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 敏夫 金沢大学, ナノ生命科学研究所, 特任教授 (50184320)
白川 昌宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00202119)
西田 紀貴 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 准教授 (50456183)
杉田 有治 国立研究開発法人理化学研究所, 主任研究員研究室等, 主任研究員 (80311190)
塚崎 智也 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (80436716)
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Project Period (FY) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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Keywords | タンパク質 / 動的構造 / 測定技術 / NMR / AFM / X線結晶解析 / 計算科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
第3回全体班会議を2017年6月5日~7日に福岡市にて開催した.計画班員(6名)および公募班員(29名)が口頭発表を1演題25分(発表15分、質疑応答10分)で行った.ホームページの更新とニュースレター8号と9号の発行を行った(編集:塚崎智也,神田大輔). 技術講習会として,第6回国際版バイオAFM夏の学校(担当者:安藤敏夫,2017年8月21日~26日,金沢大学角間キャンパス),セミインタクト細胞リシール法技術講習会(担当者:村田昌之,A02公募班員,2017年9月22日,東京大学駒場キャンパス),GENESISソフトウェア講習会(担当者:杉田有治,2017年10月5日,タワーホール船堀),電子顕微鏡イメージ処理プログラムSCIPIONワークショップ(担当者:Florence Tama,2018年2月21日~22日,名古屋大学東山キャンパス,海外から2名の講師を招聘)を開催した.また,第18回若手NMR研究会(2017年9月2日~4日,和歌山県田辺市)を賛助した.本新学術領域から3名が参加した. 第17回日本蛋白質科学会年会(仙台国際センター)において,「タンパク質が動作する姿を活写するための測定・解析技術」(オーガナイザー:西田紀貴と神田大輔,英語セッション,2017年 6月21日),第55回日本生物物理学会年会(熊本大学)において,「生体膜模倣環境としての新しい界面活性剤,リポソーム,ナノディスクの利用」(オーガナイザー:塚崎智也と神田大輔,英語セッション,2017年9月20日)を共催した.また,第15回糖鎖科学コンソーシアムシンポジウム(九州大学,2017年10月26日~27日)を神田が世話人となって開催した.「複合糖質と感染症」と「糖鎖関連蛋白質の構造生物学研究」のセッションを担当し,米国から講師を1名招聘して特別講演を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本新学術領域の体制は,新しい測定技術開発を目指す研究者と自らの対象に測定技術を適用して新しい知見を得る研究者の2つの集団を総括班が有機的に結びつけることを目指している.したがって,技術講習会の開催が活動の中心となる.例年開催している高速AFMと分子シミュレーションソフトウェアの講習会に加えて,セミインタクト細胞リシール法技術講習会とクライオ電子顕微鏡単粒子解析のためのイメージ処理ソフトウェアに関する実技講習会を開催した.昨年度に引き続き,脂質膜を模倣するナノディスクの利用,フレキシブルフィッティング計算の電顕単粒子解析への適用,分子動力学計算の膜蛋白質や蛋白質結晶への適用など,新しい共同研究が継続して行われている. 以上の状況から,おおむね順調に進展していると判断する.
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Strategy for Future Research Activity |
計画班員と第2期の公募班員を対象に,第4回全体班会議を2018年6月12日~14日に福岡市で開催する.今年は本新学術領域活動の最終年度にあたるので,成果のまとめに向けた情報交換とディスカッションの場とする. 第18回日本蛋白質科学会(2018年6月26日~28日,新潟市)において,共催ワークショップ「生体高分子のインセル測定技術」(オーガナイザー:西田紀貴と神田大輔,英語セッション)を行う.6名の口演予定者のうち4名が公募班員である.第56回日本生物物理学会(2018年9月15日~17日,岡山市)において,シンポジウム「生体模倣環境としての新しい界面活性剤,リポソーム,ナノディスクの利用」(オーガナイザー:塚崎智也と神田大輔,英語セッション)を行う.6名の口演予定者のうち1名が公募班員である.第41回日本分子生物学会年会(2018年11月28日~30日,横浜市)において,共催セッション「見えてきた!フレキシブルでダイナミックなゲノム維持機構のすがた」(オーガナイザー:古郡麻子(A03公募班員)と大学保一,日本語と英語セッション)を行う.7名の口演予定者のうち1名が計画班連携研究者,2名が公募班員である. 技術講習会を前年度と同様に,国際版AFM夏の学校(担当:安藤敏夫)とGENESIS講習会(担当:杉田有治)を開催する.また,第2期公募班員を対象に結晶コンタクトフリー空間法(担当:神田大輔)とインセルNMRとRheo-NMR(担当:白川昌宏)に関する技術講習会を上記の班会議期間内に開催する.海外からの講師を招聘してバイオNMR講演会(RRR)(担当:白川昌宏)を開催する. 情報発信のためにホームページの更新を行い,ニュースレター10号以降を発行する(担当:塚崎智也,神田大輔).新学術全体の研究は順調に進展しているので,現在の方針を継続する.
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Research Products
(4 results)