2007 Fiscal Year Annual Research Report
情報爆発に対応する高度にスケーラブルでセキュアなソフトウェア構成・更新方式
Project Area | Cyber Infrastructure for the Information-explosion Era |
Project/Area Number |
18049027
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
柴山 悦哉 Tokyo Institute of Technology, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (80162642)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 卓雄 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 准教授 (20222408)
千葉 滋 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 准教授 (80282713)
河野 健二 慶義塾大学, 理工学部, 准教授 (90301118)
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Keywords | アスペクト指向 / 開発環境 / ソフトウェア検証 / テスト自動化 / オーバレイネットワーク / コンテンツ配信 / Webアプリケーション |
Research Abstract |
本年度は以トの4つの課題に取り組んた スケーラブルなソフトウェアのための開発環境:昨年度から研究を続けている分散アスペクト指向に基づく分散アプリケーション開発環境の完成度を高めた.今年度は特に,実行時に動的にアスペクトを織り込む機能を実現し,動的なソフトウェア更新を可能とした.そして,本特定領域の共通プラットフォームであるInTrigger上での実験を行った. スケーラブルな表明記述とその応用:昨年度から研究を続けているアスペクト指向に基づく表明記述方式を発展させ,複数の分散コンポーネント間のインタクションに関する性質を表現可能とするために,表明中でプロトコル記述を可能とする方式を提案した。 Webアプリケーションのためのスケーラブルなテスト環境:Webアプリケーションの脆弱性テストを自動化する方式を考案し,その有効性を示す実験を行った.入力データ生成の自動化めためには,Fuzzingを用いて種を生成し,ヒューリスティツク探索によりカバレージを向上させた.これに,細粒度テイント追跡を組み合わせることでテスト過程全体の目動化を可能とした. スケーラブルなオーバレイネットワークを用いたミラーサーバ:Flash Crowdsに耐える情報配信のために.オーバレイネットワークを用い,負荷変動に応じて自動的にレプリカの生成・削除を行う方式を提案し,シミュレーションによりその有効性を検証した.ネットワーク上での距離を反映したレプリカの配置,仮想マシンを用いたサーバの自動的な配備などに特徴がある.
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