Planned Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
海洋から大気中には多くのハロカーボン類が放出されているが、海洋から大気へのフラックス量およびそれを左右する要因についてはほとんど何も分かっていない。本課題では大気・海水中ハロカーボン分圧の広域観測を行って地球規模・地域規模のハロカーボン発生量を求めると共に、藻類・遺伝子レベルの生成機構を解明することによって、生物起源ハロカーボン発生量を支配している要因を明らかにすることを目指す。そのために、以下の研究を実施する。(1) 気液平衡器を利用した海水中ハロカーボン分圧の高精度自動測定法を開発する。いくつかの海域の多点において、大気および海水中ハロカーボン分圧を測定する。(2) 南北両半球の広範囲の緯度帯において定期的な大気中ハロカーボン観測を行い、得られた緯度分布のモデル解析によって各成分の主要発生地域を特定する(3) 藻類レベルのハロカーボン生成機構を解明する。(4) モノハロメタン類を生成する藻類のハロカーボン生成酵素を遺伝子レベルで明らかにする。
All 2008 Other
All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results) Presentation (2 results)
Journal of Geophysical Research 113
Pages: D18311
Environmental Science & Technology 42
Pages: 5706-5711
Deep-Sea Research part II 印刷中