2007 Fiscal Year Annual Research Report
大強度ニュートリノビームを使ったニュートリノフレーバー振動の研究
Project Area | New Developments of Flavor Physics |
Project/Area Number |
18071005
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
西川 公一郎 High Energy Accelerator Research Organization, 素粒子原子核研究所, 教授 (60198439)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中家 剛 京都大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (50314175)
横山 将志 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (90362441)
小林 隆 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (70291317)
藤井 芳昭 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (70190006)
石井 孝信 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 研究機関講師 (90134650)
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Keywords | ニュートリノ / 質量 / 振動 / フレーバー混合 / T2K / 大強度ビーム / スーパーカミオカンデ / J-PARC |
Research Abstract |
本研究は、J-PARCからの大強度ニュートリノビームをスーパーカミオカンデで検出する長基線ニュートリノ振動実験T2Kを遂行し、ニュートリノブレーバー混合の全貌を解明することを目指す。H19年度は以下の研究を遂行した。 ●一次陽子ビームラインの陽子ビームモニターの開発を終え実機の製作に取り掛かった。 ●第1、3電磁ホーンを直列につないだ状態で定格の320kAの長期通電試験に成功した。 ●T2Kのニュートリノビームの性質をより正確に評価するため、標的における2次粒子生成分布の測定をCERN SPS NA61実験で行った。現在解析作業中である。 ●光検出器の開発:素核研測定器開発室と共同で、前置検出器で用いるフォトセンサーMPPCの開発を進め、300個程度のサンプルを使ってその性能評価を行った。そして、2万個のMPPCを発注し、納品されるMPPCの性能評価システムを立ち上げた。 ●シンチレータ製作:軸上検出器で使用するシンチレータをフェルミ研で製作し、その一部をKEK富士テストビームラインで試験した。 ●4ミューオンモニターの開発:基本設計を終え、プロトタイプを製作した。プロトタイプを京大の電子LINACビームでキャリブレーションし、その後米国フェルミ研のNuMIニュートリノビームラインに設置し、長期試験を遂行中である。
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Research Products
(6 results)