2009 Fiscal Year Annual Research Report
KL→π0υυ崩壊から探るフレーバー混合と新しい物理
Project Area | New Developments of Flavor Physics |
Project/Area Number |
18071006
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山中 卓 Osaka University, 大学院・理学研究科, 教授 (20243157)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松原 健 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (30242168)
鈴木 史郎 佐賀大学, 理工学部, 教授 (50089851)
田島 靖久 山形大学, 学術情報基盤センター, 准教授 (50311577)
南條 創 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (40419445)
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Keywords | CP対称性の破れ / K中間子 / 大強度陽子加速器 / J-PARC / ビームライン |
Research Abstract |
J-PARC大強度陽子加速器を用いてKL→π0υυ崩壊を研究するE14 KOTO実験の準備を進めた。 まず、2009年夏にビームラインを建設し、10月から出始めたビームの性能試験を、各種測定器を用いて行った。この結果、ビームの形が設計通りになっていること、K中間子の量が想定した値よりも多いことがわかった。 また、2010年5月から始まる、CsI電磁カロリメータの建設に向けて、CsI結晶約2700本と光電子増倍管の性能試験を終えた。また光電子増倍管の取り付け構造の製作、高電圧電源の開発、読み出し装置の開発を終え、大量生産を開始した。 さらに、約50本の結晶からなる小規模カロリメータを作り、東北大学光理学研究センターのビームを用いて、電磁カロリメータの結晶から読みだし装置までの一連の基本的な動作を確認した。 また、CsI電磁カロリメータの外周に設置するガンマ線検出器の開発と製造を行った。 また、KEKの12GeV陽子加速器を用いて行ったE391a実験の最終結果を学会等で発表し、論文をPhys.Rev.Dに投稿した。
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Research Products
(40 results)