2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Multi-level Environmental Governance for Sustainable Development |
Project/Area Number |
18078004
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
浅野 耕太 Kyoto University, 大学院・人間・環境学研究科, 准教授 (50263124)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯國 芳明 高知大学, 大学院・黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (40184337)
中西 康博 東京農業大学, 国際食料情報学部, 准教授 (60246668)
赤尾 健一 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (30211692)
新保 輝幸 高知大学, 大学院・黒潮圏海洋科学研究科, 准教授 (60274354)
吉田 謙太郎 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (30344097)
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Keywords | 臨界自然資本 / 環境リスク管理 / 農林漁業 / 共有地の悲劇 / 臨界的現象 / 解の非-意性 / 生態学的知識 / 外来生物法 |
Research Abstract |
研究全体は順調に進んでいる。多様な関心・バックグラウンドを持つ研究者が参集し、各自がそれぞれの得意分野で行ってきた研究を発展させるとともに、それぞれを本研究の中に位置づける努力を重ねている。研究の開始時点では理論分野の研究者による生態リスクに関する理論的検討課題とフィールド系研究者による実態面からの問題提起は十分にかみ合っているとは言えない状態であったが、合同研究会を重ね、全体で集中的な意見交換を行うことで、その状況はかなり改善されてきた。その結果、生態リスク問題の多様な側面に関して共通の理解を共有出来るようになってきた。また、宮古島等さまざまなフィールドで両分野の研究者が合同して調査・研究を行うことにより、両者の問題意識がすりあわされつつある。その結果、理論と実証の間のやりとりで問題解決の内容が一層具体的かつ豊富になりつつある。文献サーベイも進んでいる。この成果は領域の中間ヒアリングまでに研究書として刊行し、領域全体でその成果を他でも活用できるようとりまとめる準備を始めている。ただし、現在主に行っているインターネットによる既存評価研究収集だけでは完全とはいえないため、学会等の研究成果発表の機会を通じて,海外の研究者らからヒアリングや意見交換による情報及び資料収集を行っていく予定である。
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Research Products
(11 results)