Planned Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
近年スピン電流による磁化操作対象として、円盤状のディスク(磁性ドット)内に現れるvortex構造の運動に関する研究報告が行われ始めている。本研究の代表者はこれまでに計算機シミュレーションを用いて、スピン電流によるドット内のvortexコアの螺旋運動や共振運動、さらにvortex coreの反転の研究を行い、これらの現象を用いた新たなデバイスの可能性を示した。しかしながら、シミュレーション結果は実験結果と定性的には一致するが、定量的には一致せず、スピン電流によるvortexの運動が完全に解明されているとは言いがたい。本研究では、vortexの運動や磁化反転を精度よく再現できるシミュレーションモデルの作成をとおしてスピン電流によるvortexの挙動を解明する。
All 2010 2009 2008
All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results) Presentation (2 results)
(accepted in APL)
Phys. Rev. Lett. 101
Pages: 237203
Appl. Phys. Lett 93
Pages: 152502