2007 Fiscal Year Annual Research Report
規則ポーラス構造によるナノ・マイクロ空間の形成と光電場制御
Project Area | Strong Photons-Molecules Coupling Fields for Chemical Reactions |
Project/Area Number |
19049013
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
益田 秀樹 Tokyo Metropolitan University, 都市環境科学研究科, 教授 (90190363)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西尾 和之 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (00315756)
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Keywords | 自己組織化 / 光物性 / マイクロ・ナノデバイス / フォトニック結晶 / ナノ材料 |
Research Abstract |
規則ポーラス構造にもとつくナノ・マイクロ空間の形成と光電場制御に関し検討を行ない,以下の成果を得た。 1.規則ポーラス構造にもとつく3次元金属周期構造の形成 自己組織化的に規則ポーラス構造を形成可能な陽極酸化ポーラスアルミナにもとつく各種光電場制御空間の形成に関し検討を行った。陽極酸化ポーラスアルミナにもとつく光電場増強場の形成例として,陽極酸化にもとつく細孔形成と電気化学的な金属の析出を組み合わせた金属3次元規則配列構造の形成に関し検討を加えた.充填する金属としてAuに加えAgをとりあげ,アルミナマトリクス内に金属ナノ微粒子の多層規則配列の形成が可能なことを確認した。 2.金属ナノドットアレーの形成と光電場増強 陽極酸化ポーラスアルミナを貫通孔化し,真空蒸着用マスクとして用いることで,金属ナノ微粒子の規則配列を基板上に形成した。マスクとするポーラスアルミナの幾何学構造の制御を行うことで,ドットアレーの周期,サイズを高精度に制御可能なことを確認した。 3.ナノ・マイクロ空間における光電場増強特性の評価 形成された各種光電場制御場に対し,局在プラズモン吸収測定を行ない,幾何学形状と局在プラズモン吸収特性の関係に関して考察を加えた。このほか,光局在場におけるラマン散乱強度の増大に関して検討を加えた。金属ナノドットアレー上に吸着した各種有機分子の表面増強ラマン散乱の観察を行ったほか,金属3次元規則構造に関しても,金属のギャップ間隔に依存した表面増強ラマン散乱を観測した。このほか,光電場の強度分布が計算可能なFDTD法にもとつく理論計算を行い,ラマン増強と良好な対応がみられることを確認した。
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Research Products
(56 results)
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[Presentation] ナノインプリントリソグラフィ法による秩序配列ナノホールパターンドディスクメディアの作製と動的再生信号の検出2007
Author(s)
大島 弘敬, 菊地 英幸, 中尾 宏, 上村 拓也, 森河 剛, 松本 幸治, 馬田 孝博, 田村 浩晃, 王 涛, 石尾 俊二, 西尾 和之, 益田 秀樹, 伊藤 健一
Organizer
第31回日本応用磁気学会学術講演会
Place of Presentation
東京
Year and Date
20070900
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