Planned Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
環状6π電子系の光による閉環/開環反応は、適切な分子設計によりフルギド、ジアリールエテンなどの熱不可逆な反応系を構築することができる。一方、ジアリールエテンの閉環・開環反応は、光照射だけでなく電気化学的酸化によっても進行し、一部の開環反応は連鎖的に反応することが出来ることが明らかとなっている。本研究では、この連鎖反応に着目し、光・電気という二つの刺激に応答し、アバランシェ(連鎖)反応性を持つフォトクロミック―エレクトロクロミック反応系を構築することを目的とする。アバランシェ反応系を組み上げる上で、非常に重要なポイントは、高効率に反応する配列を構築し、その反応を追跡できるようにすることである。そこで、固体表面、固液界面での2次元配列に着目して配列制御を検討課題とする。
All 2009 2008
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