Planned Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
【研究目的】ナノレベルの規則性を有する物質系の構築は、基礎科学的に重要であるばかりでなく、新材料創出の期待から近年非常に注目されている。ケイ素と酸素は地殻を構成する最もありふれた元素(ユビキタス元素)であり、シリカ(SiO2)を主体とする多くの化合物が触媒、吸着剤や無機有機ハイブリッドなどの材料合成に幅広く利用されている。本研究課題では、Si-O-Si, Si-C, Si-O-C結合を介して精密に分子設計されたシリカ系新奇ナノ構造を探索し、それらを規則的に配列させることで、分子レベルの規則性を有する「閉じた」新奇シリカ系ナノ空間をボトムアップ的に構築することを目的とする。これらの試みは先駆的かつ独創性の高いものであり、学術的な貢献はもちろんナノテクノロジーの中核技術の一つとして応用面での期待も高い。
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