2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Nano Materials Science for Atomic Scale Modification |
Project/Area Number |
19053006
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森田 清三 Osaka University, 大学院・工学研究科, 教授 (50091757)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 真之 大阪大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (00362666)
西 竜治 大阪大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (40243183)
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Keywords | 原子間力顕微鏡 / 表面機能元素 / 元素識別 / 原子構造解析 / 原子制御 / フオース・スペクトロスコピー / フオース・マッピング / 原子操作 |
Research Abstract |
1.アトム・トラッキングによるフィード・フォーワード技術を用いて室温における熱ドリフトを補償することによって、原子間力顕微鏡(AFM)を用いた周波数シフト・マッピングによる元素同定法を開発した。それにより、(Pb,Sn)/Si(111)-(〓3×〓3)表面の3元素を同定できることを示した。 2.Pb/si(111)-(〓3×〓3)元素混在表面で、非接触原子間力顕微鏡(NC-AFM)による原子凹凸の周辺原子種効果(化学配位効果)をSn/Si(111)-(〓3×〓3)表面と比較測定して、PbとSnで明瞭な差を見出した。 3.(Pb,Sn)/Si(111)-(〓3×〓3)の3元素混在表面で、 NC-AFMによる原子凹凸や、個々の原子の周波数シフト・カーブ測定による共有結合力について周辺原子種効果(化学配位効果)を測定して、原子凹凸への周辺原子種効果は非常に強くまた元素依存性があるが、共有結合力への周辺原子種効果は弱くその元素依存性も弱いことを明らかにした。 4.Si(111)-(7×7)表面でのSiアドアトムの空孔への水平原子操作を探針高さ一定モードで行うことによって、室温における原子操作が確率的に起こることを実証した。また、探針を試料に近づけることによって100%まで確率を増やせることを確認した。 5.Si(111)-(7×7)表面上で周波数シフト・マッピングを行うことによって探針先端の異方性を評価する手法を開発した。Siアドアトム上でのフォース・カーブの最大引力値を与える距離よりも探針を試料に近づけると、表面の対称性を破るマッピングが得られ探針先端の異方性を評価できる。この探針先端の異方性は(交換型)水平原子操作に影響を与えると考えられる。
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Research Products
(72 results)
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[Patent(Industrial Property Rights)] 探針位置制御装置及び方法2007
Inventor(s)
Masayuki Abe, Masahiro Ohta, Yoshiaki Sugimoto, Kenichi Morita, Noriaki Oyabu, Oscar Custace, Seizo Morita
Industrial Property Rights Holder
株式会社島津製作所および国立大学法人大阪大学
Industrial Property Number
2007年特許出願第0050792号
Filing Date
2007-05-25
Overseas
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