2007 Fiscal Year Annual Research Report
核融合炉におけるトリチウムの安全閉じ込め、漏洩制御のための技術開発
Project Area | Tritium Science and Technology for Fusion Reactor |
Project/Area Number |
19055010
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
山西 敏彦 Japan Atomic Energy Agency, 核融合研究開発部門, 研究主席 (30354616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
波多野 雄治 富山大学, 水素同位体科学研究センター, 教授 (80218487)
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Keywords | トリチウム / 安全取り扱い / 閉じ込め / 透過漏洩 / 同位体分離 / 汚染・除染 |
Research Abstract |
本調整C班は、「核融合炉におけるTの安全閉じ込め、漏洩制御のための技術開発」を目的に、核融合炉真空容器で生成されるトリチウム(T)水及び有機Tの閉じこめに関する基礎研究を行うC01班、真空容器から、冷却水及び廃棄物を介して環境に排出されるTの移行・漏洩防止と制御技術開発に関する基礎研究を行うC02班、両班での研究方針の策定と各研究テーマ間の調整、研究結果についての評価を行い、研究期間内に最大限成果が得られるように助言等を行うものである。 19年度においては、本特定領域研究の初年度にあたることから、今年度の研究実施計画及び5年間の研究計画の概要、今年度の研究進捗状況、各グループでの研究役割分担等を協議するために、19年10月19日、20年3月11日、2回にわたり、C01班及びC02班の研究者が一同に介して、研究会を開催した(いずれも東京)。研究会では、テーマ毎の研究計画に対し具体的なコメントが出され、今後の研究展開に重要な議論を行うことができた。特に重要なものは、1)基礎データの構築が、学問的面からも重要であることが強調されたこと、2)C01及びC02班では、安全に関わるテーマを扱う他にはない特徴を持ち、注意深い用語の使用と定義、それを元にトリチウム安全取り扱い指針にも役立つデータベース整備を目標とすべきとされたことである。 更に20年3月の日本原子力学会年会公開シンポジウム「核融合炉実現を目指したトリチウム研究の新展開」において、C01及び02班の今年度の研究実施計画及び5年間の研究計画の概要、今年度の研究進捗状況を発表し、原子力分野の研究者に、広くその計画及び成果を報告、周知した。
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Research Products
(3 results)