2009 Fiscal Year Annual Research Report
核融合炉におけるトリチウムの安全閉じ込め、漏洩制御のための技術開発
Project Area | Tritium Science and Technology for Fusion Reactor |
Project/Area Number |
19055010
|
Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
山西 敏彦 Japan Atomic Energy Agency, 核融合研究開発部門, 研究主席 (30354616)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
波多野 雄治 富山大学, 水素同位体科学研究センター, 教授 (80218487)
|
Keywords | トリチウム / 安全取り扱い / 閉じ込め / 透過漏洩 / 同位体分離 / 汚染・除染 |
Research Abstract |
本調整C班は、「核融合炉におけるトリチウム(T)の安全閉じ込め、漏洩制御のための技術開発」を目的に、核融合炉真空容器で生成されるT水及び有機Tの閉じこめに関する基礎研究を行うC01班、真空容器から、冷却水及び廃棄物を介して環境に排出されるTの移行・漏洩防止と制御技術開発に関する基礎研究を行うC02班、両班での研究方針の策定と各研究テーマ間の調整、研究結果についての評価を行い、研究期間内に最大限成果が得られるように助言等を行うものである。 H21年度においては、公募研究で採用された研究者も含め、今年度の研究進捗状況、各グループでの研究役割分担等を協議するために、H20年8月4日(東京)に研究会を開催した。研究会では、報告された研究計画に対し具体的なコメントが出され、今後の研究展開に重要な議論を展開した。C01及び02班は、環境との境界を持つ安全に関わるテーマを扱う研究計画班であり、その重要性が明らかであること、研究対象が多岐にわたることから、グループとしての方向性を強く意識する必要があることを、本調整班の活動を通じて、共通認識とすることができた。特に今年度は特定領域研究が開始されて3年目にあたることから、これまでの成果の総括と今後の展望について、昨年度に増して議論を深め、文科省による中間評価の結果、C01班で追加資金を得る等、大きな成果を挙げることができた。 更に、原子力学会秋の大会、年会、プラズマ核融合学会専門部会において、C01及び02班、採用された公募研究の今年度の研究進捗状況を発表し、広く原子力関係研究者にその成果を報告し、活発なコメントを得た。
|
Research Products
(4 results)