2011 Fiscal Year Annual Research Report
核融合炉におけるトリチウムの安全閉じ込め、漏洩制御のための技術開発
Project Area | Tritium Science and Technology for Fusion Reactor |
Project/Area Number |
19055010
|
Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
山西 敏彦 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究主席 (30354616)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
波多野 雄治 富山大学, 水素同位体科学研究センター, 教授 (80218487)
|
Keywords | トリチウム / 安全取扱 / 閉じ込め / 透過防止 / 汚染除染 |
Research Abstract |
本調整C班は、「核融合炉におけるトリチウム(T)の安全閉じ込め、漏洩制御のための技術開発」を目的に、核融合炉真空容器で生成されるT水及び有機Tの閉じこめに関する基礎研究を行うC01班、真空容器から、冷却水及び廃棄物を介して環境に排出されるTの移行・漏洩防止と制御技術開発に関する基礎研究を行うC02班、両班での研究方針の策定と各研究テーマ間の調整、研究結果についての評価を行い、研究期間内に最大限成果が得られるように助言等を行うものである。 H23年度においては、公募研究で採用された研究者も含め、今年度の研究計画及び各グループでの研究役割分担等を協議するために、H23年4月28日(東京)に研究会を開催し、本年度の活動計画を策定した。一方、今年度は特定領域研究の最終年度であり、H24年3月6日(東京)に第二回目の研究会を開催し、5年間の科研費特定領域研究の報告書の取り纏め方法を議論、合意した。加えて、環境との境界を持つ安全に関わるテーマを扱う研究計画班であるC班として、トリチウムの取り扱い方法(機器選択においての基準、運転管理手法等)をまとめたトリチウムマニュアルの作成活動を、H24年度に行うことに合意した。 また、原子力学会秋の大会、iSFNT-10(核融合工学に関する国際シンポジウム)において、C01及び02班、採用された公募研究の今年度の研究進捗状況を発表し、広く国内外の原子力関係研究者にその成果を報告し、活発なコメントを得た。
|
Research Products
(3 results)