2007 Fiscal Year Annual Research Report
メリステムにおける遺伝子産物の発現と細胞内動態の高感度解析
Project Area | Plant regulatory systems that control developmental interactions between meristems and lateral organs |
Project/Area Number |
19060016
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
荒木 崇 Kyoto University, 生命科学研究科, 教授 (00273433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 裕穂 東京大学, 理学系研究科, 教授 (10165293)
町田 泰則 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (80175596)
深城 英弘 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (80324979)
山本 興太朗 北海道大学, 理学研究科, 教授 (80142008)
島本 功 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (10263427)
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Keywords | 植物 / 生体分子 / 発現制御 / 分子間相互作用 / イメージング / マイクロアレイ / タイリングアレイ / エピジェネティクス |
Research Abstract |
本年度は初年度に当たるため、来年度からの支援実施のための基盤整備を中心に進めた。 本支援班のひとつの目的は、植物の発生研究にとって必須となってきた、全ゲノムに渡る網羅的遺伝子発現解析とタイリングアレイを利用した低分子RNAの発現、およびchip-on-chipによるゲノムのメチル化、アセチル化を網羅的に解析する方法を確立し、この技術を計画研究・公募研究の班員に提供することにある。このために、本年度は、購入したDNA解析装置の調整と、網羅的遺伝子解析技術の習得及び開発を行った。その結果、シロイヌナズナ及びヒャクニチソウ遺伝子の網羅的発現解析が可能となった。また、ゲノム修飾の実験系の立ち上げを行い、培養細胞を用いての解析が可能となった。 もう一つの目的は、タンパク質の組織内・細胞内局在の解析の技術情報や、植物細胞内におけるタンパク質間相互作用解析のためのベクター、茎頂メリステムの細胞動態を解析するための材料などを整備し、計画研究・公募研究の班員に提供することである。このために、本年度は、バージョンアップした共焦点レーザー走査顕微鏡の利用環境の整備とこれを用いた植物細胞内におけるタンパク質間相互作用の試験的解析をおこなった。また、解析技術のひとつである、Bi-molecular fluorescent complementation (BiFC)法に用いるベクターの構築を進め、平成20年度から配布できる準備を整えた。これと合わせて、このBiFC法について紹介した和文総説を公表した。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Gain-of-function phenotypes of chemically synthetic CLAVATA3/ESR-related(CLE) peptides in Arabidopsis thaliana and Oryza sativa.2007
Author(s)
Kinoshita, A., Nakamura, Y., Sasaki, E., Kyozuka, J., Fukuda, H. and Sawa, S.
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Journal Title
Plant & Cell Physiology 48
Pages: 1821-1825
Peer Reviewed
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