2023 Fiscal Year Annual Research Report
対話知能システムの研究開発及び社会実装のための法社会規範の研究
Project Area | Studies on intelligent systems for dialogue toward the human-machine symbiotic society |
Project/Area Number |
19H05694
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
新保 史生 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (20361355)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長島 光一 帝京大学, 法学部, 准教授 (20787056)
呉羽 真 山口大学, 国際総合科学部, 講師 (80750215)
原田 伸一朗 静岡大学, 情報学部, 教授 (90547944)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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Keywords | AI / ロボット法 / 対話知能 |
Outline of Annual Research Achievements |
対話メディアの社会実装で生ずる新たな事象への抜本的な対応と,社会的受容を目指す上で必須となる倫理・社会制度の新知見を提示した。対話知能及びロボットの研究開発及び社会実装に必要な検討事項についての調査・国内外での議論を総合的に実施した。 人間機械共生社会おいて生じうる法的、倫理的、社会的課題について,市民と研究者が話し合う場を創設した.日本科学未来館において計17回行われたトークイベントとシティミーティングはYouTubeにてアーカイブ配信され,延べ26000人以上が視聴した.シティミーティングは研究者と小学生から様々な職業の大人までのマルチステークホルダーが対等な立場で議論に参加し,ロボットを人間が手本とする社会,ロボットが人間の能力に合わせて能力を調整してくれる関係性など,ロボットと共に生きる社会の新たな価値観を提示し新学術領域としての対話知能学の啓蒙に寄与した。 新たなルールの形成に向けた知見の提示・提言として「法令遵守を促進するロボットの研究開発」と「ロボットを用いた法令遵守の促進」の研究を行った。ロボットを利用する際に,法令遵守 その他の社会のルールを守るための研究という観点ではなく,人間(自然人)がそれらを守るためにロボットを利用するという発想の転換に基づく研究であり、実際に日本科学未来館にてA01班と協働し、対話ロボットを用いて個人情報の取得の同意を取る実証実験を行った。人間中心や人間を主体としたロボットの利用ではなく,ロボットを主体とする対話知能の新たな視点からの研究を実施した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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