2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Optical science of dynamically correlated electrons in semiconductors |
Project/Area Number |
20104002
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
五神 真 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70161809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中 暢子 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (10292830)
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Project Period (FY) |
2008-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 光物性 / 物性実験 / 量子エレクトロニクス / 低温物性 / 励起子 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 準熱平衡電子系の物質相解明 歪トラップ中の亜酸化銅パラ励起子について、希釈冷凍機を用いた安定なBEC相の探索を進めた。まず、不均一歪の大きさや勾配を変化させ、様々な深さ・勾配のトラップポンテンシャルを形成したところ、100 mKを下回る世界最低温度の励起子系を実現し、応力印加による励起子-横波音響フォノン相互作用の活性化が当該温度領域への冷却機構に重要な役割を果たしていることを明らかにした。さらに、急峻なトラップポテンシャルの設定においては、ヘリウム3冷凍機による実験と同様の緩和爆発現象を再現し、安定なBEC状態が形成されるトラップ条件および密度・温度領域の系統的探索を行った。また、ヘリウム温度における歪フリーサンプル中および歪誘起トラップポテンシャル中のパラ励起子について、ライマン分光法を用いた可視化にも成功し、更なる低温域への適用の検討を行った。
2. 量子縮退した電子正孔系の集団励起とそのコヒーレンスの観測 電子正孔系の密度と温度を任意の値に制御できる波数選択励起法を利用して、真性ダイヤモンドにおける電子正孔系の低温高密度相の探索を行った。二個以上の励起子が束縛された多励起子による発光の明確な証拠を捉え、発光スペクトルの系統的な解析によって多励起子が安定に存在する相図上の相境界を明らかにした。また、平成21年度に発見した多励起子束縛状態の考察を深化させ報告を行った。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Book] Springer2012
Author(s)
K. Peiponen, A. Zeitler, M. Kuwata-Gonokami (Eds.)
Total Pages
273-299/672
Publisher
Terahertz Spectroscopy and Imaging (Springer Series in Optical Sciences)
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