2012 Fiscal Year Annual Research Report
高度分子認識を目指した生体分子と合成高分子のなす超構造界面密生層の構築
Project Area | Molecular Soft-Interface Science |
Project/Area Number |
20106011
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
長崎 幸夫 筑波大学, 数理物質系, 教授 (90198309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 敬太郎 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (60392172)
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Project Period (FY) |
2008-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 酸化ストレス / 活性酸素 / 安定ラジカル / 表面コーティング / ポリエチレングリコール / 細胞分化抑制 / 血液活性化抑 / 血液透析 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで、エントロピー、親水性、運動性等の物理化学的因子を最適化し、生体成分等の非特異吸着抑制効果を極限まで高めるだけでなく、抗体やオリゴ核酸、アプタマーなどとのハイブリッド化がその配向性を向上させ、認識能や安定性を向上させることを見いだしてきた。本年度は生体と接触する界面に於いて、生体が発するシグナル、特に炎症性サイトカインや活性酸素に着目した生体と界面の接触に関して検討する。すなわちこれまで行ってきた高分子ブラシに加え、活性酸素種を消去することにより非特異吸着に与える影響や細胞の活性化凝集などを追究し、細胞に優しい界面を設計する。さらに抗体ハイブリッド表面を構築し、細胞分離用表面設計を行う。1.活性酸素種を消去する材料の合成:ポリエチレングリコール(PEG)を一成分とし、疎水性セグメントに活性酸素と触媒的に反応するニトロキシドラジカルを導入した疎水性セグメントを有する親疎水性ブロック共重合体を合成した。PEGの無いホモポリマーをコントロールとして合成した。2.ニトロキシドラジカル含有PEGブラシ表面の設計:上のように作製した材料をガラスビーズ表面に固定し、新たなブラシ表面を作製した。3.細胞接触能:全血から取り出した血液細胞を接触させ、その接着量、凝集特性、サイトカイン産出能および活性酸素種消去能に関する検討を行った。特に白血球/血小板消費量とともにサイトカイン産生、血液凝固に関する検討を行い、細胞と材料との接触による血液活性化抑制に関して検討を行った。4.HL60細胞を用い、ROS消去表面との接触による分化誘導に関する検討を行い、ROS消去表面で分化が効果的に抑制されていることを確認した。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(24 results)
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[Journal Article] Pharmacokinetic Study and In Vivo Cancer Boron Neutron Capture Therapy Based on Core-Polymerized and Boron-Conjugated Micelles2012
Author(s)
Shogo Sumitani, Motoi Oishi, Tatsuya Yaguchi, Hiroki Murotani, Yukichi Horiguchi, Minoru Suzuki, Koji Ono, Hironobu Yanagie, Yukio Nagasaki
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Journal Title
Biomaterials
Volume: Volume 33, Issue 13, May
Pages: 3568-3577
DOI
Peer Reviewed
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