2012 Fiscal Year Annual Research Report
培養系を用いたマウスGSC/ニッチ・システムの解明と分化誘導系の開発
Project Area | Regulatory Mechanism of Gamete Stem Cells |
Project/Area Number |
20116005
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
小川 毅彦 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50254222)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大保 和之 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70250751)
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Project Period (FY) |
2008-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 精子形成 / 精子幹細胞 / 器官培養法 |
Outline of Annual Research Achievements |
哺乳類のin vitro精子形成系の開発が重要であり、それがGSCニッチの研究においても有用であるとの認識から、その開発に取り組んできた。精巣組織片をそのまま培養する器官培養法を採用し、様々な条件検討の末、血清代替物が器官培養の精子形成において血清よりも有効であることを見出した。血清代替物を用いた培養で、精子形成が完遂し、精子が産生されることを見出した。さらにそれら精子や精子細胞をもちいて顕微授精を行ない、産仔を得た。また、精巣組織は凍結可能で、解凍後に同様の器官培養で精子が産生できることも示した。ついで、細胞培養して増殖させたGSCを精巣の精細管内に注入移植し、その精巣組織片を器官培養することで、培養GSC由来の精子産生と顕微授精による産仔にも成功した。 臨床応用への展開を鑑み、精子形成障害の治療の可能性を検討した。培養系の強みは、培養液を自在に調整できる点であることから、過不足のあることが判明している因子を培養液内では調整できる。この特徴を生かし、精子形成不全を示す変異マウスの精子形成を培養下で治療する試みを行った。Sl/Sldマウスは精巣内のセルトリ細胞が産生分泌する成長因子KitLに変異がある。そのため、精原細胞は分化できず、精子形成は全く見られない。このマウスの精巣組織片を器官培養法で培養し、培養液にrecombinant KitLを加えて培養することにより、精子形成を誘導することに成功した。さらに、別の成長因子であるCSF-1を追加することで精子産生にも成功した。顕微授精で産仔も得られた。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Serum level of HE4 is closely associated with pulmonary adenocarcinoma progression.2012
Author(s)
Yamashita S, Tokuishi K, Moroga T, Yamamoto S, Ohbo K, Miyahara S, Yoshida Y, Yanagisawa J, Hamatake D, Hiratsuka M, Yoshinaga Y, Shiraishi T, Iwasaki A, Kawahara K.
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Journal Title
Tumour Biol.
Volume: 33
Pages: 2365-2370
DOI
Peer Reviewed
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