2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Water plays a key role in ATP hydrolysis and ATP-driven functions of proteins |
Project/Area Number |
20118005
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
三本木 至宏 広島大学, 生物圏科学研究科, 教授 (10222027)
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Project Period (FY) |
2008-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ピロリン酸 / エンタルピー / 水分活性 / ATPase |
Outline of Annual Research Achievements |
ピロリン酸加水分解のエンタルピーと水分活性の関係:高塩濃度下でピロリン酸の加水分解反応を等温滴定カロリメトリーで測定した。水分活性が低い状態でも反応が進むこと,および反応に伴うエンタルピー変化は塩濃度に依存しないことを示すことができた。本項目については,現在査読付き論文としてまとめている状況である(進捗度80%)。 好熱菌由来ATPaseの性質とエネルギー代謝:高温適応した好熱性細菌からATPaseを単離し,その活性に必要な条件を明らかにした。さらに,本菌の酸化的リン酸化に関わる巻く酵素が存在し,菌の生育温度に対応する熱安定性が備わっていることを示した。これらの結果は,本菌が高温環境に広く存在する酵素学的意義を示している。なお本項目の成果は,査読付き学術論文として発表している(Wakai et al., Environ. Microbiol. Rep., 5, 235-242 (2013). doi: 10.1111/1758-2229.12005 好冷好圧性細菌の新規膜ATPaseの性質:好冷好圧性の海洋性細菌から2Mの塩を活性発現に要求する新規膜ATPaseを発見した。本膜ATPaseは,調べた塩のなかで,KCl存在下でもっとも高い活性を持つことが分かった。さらに,最適pHは8であり,二価カチオンとしてMgを必要とすることを明らかにした。現在ターゲットとするATPaseの精製に取り組んでいる。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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