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2008 Fiscal Year Annual Research Report

成人における顔認知メカニズムの解明

Planned Research

Project AreaClarification of the mechanism of face recognition by interdisciplinary research
Project/Area Number 20119004
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

飯高 哲也  Nagoya University, 大学院・医学系研究科, 准教授 (70324366)

Keywords扁桃体 / ストレス / 紡錘状回 / 上側頭回 / 情動 / 人種差 / 遺伝子 / fMRI
Research Abstract

本研究班は、主に成人における顔認知の脳内機構を探ることを目的とした研究を行った。中心となるテーマである「fMRI、ERP、NIRSなどを用いた顔認知研究」では、顔認知の脳内モデルを検討するため予備実験を行った。日常における顔認知の重要な点として、新奇な顔と以前に見たことのある顔との区別を確実に行う必要がある。しかし「他人の空似」のたとえのように、見たことのない顔に対して見たという間違った反応(虚再認)が生じることがある。このメカニズムを解明するために、多くの顔刺激写真から類似性の高い顔同士を組み合わせる作業を行った。さらに顔同士の形態的類似性を数値化するため、コンピュータによる顔認証システム一式を購入した。これはカメラに移った画像から自動的に顔の部分を認識し、データベースにある顔の中で一致度の高い顔を判別するものである。今後はこの装置をさらに研究用にカスタマイズし、一致度の数値と主観的類似度との相関を検討する予定である。「ストレス脆弱性と顔認知」では表情に不快な音声を加えた刺激を呈示しながら、fMRIで脳活動を計測した。課題は部分的嫌悪条件づけのパラダイムに準じた形で作成し、予備実験を数名行った。データ解析の結果ではおおむね良好な反応が得られていることから、来年度にかけて本実験を行う予定である。「顔認知の個人差、および遺伝的多型との関係」では、fMRI実験の被験者に対して顔認知質問紙法を行っている。被験者数が集まった時点で、脳活動と質問紙得点との相関を検討する予定である。また社会感情神経科学研究会と題した研究会を開催し、約80名の聴衆の参加があった。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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