2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Clarification of the mechanism of face recognition by interdisciplinary research |
Project/Area Number |
20119005
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
赤松 茂 法政大学, 理工学部, 教授 (50339503)
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Project Period (FY) |
2008-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 顔認知 / 感性情報処理 / 高次視覚印象 / 画像認識 / 画像生成 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 顔視覚像からの高次元ベクトル表現の自動抽出に関しては、幾つかの代表的な表情を表出している際の人物の3次元顔形状データの収集を継続し、これらの顔データに対して特徴点の自動対応付け処理を実施することによって表情変化を表す3次元モーフィングモデルを構築した。そして、当該モデルのパラメータを調整することで、人間による印象判断と概ね一致する表情の生成が可能であるとの見通しが得られた。 2. 顔視覚像の動的な変化と高次視覚印象の関係の定式化に関しては、モーションキャプチャを用いて抽出された顔面の少数の特徴点の3次元的な動き情報から、上記の3次元モーフィングモデルを活用することで、任意人物の顔3次元像の変形を自動生成して可視化するアルゴリズムを開発し、顔表情による高次視覚印象の生成への見通しが得られた。 3. 顔視覚像の全体情報と特定の造作に対応する部分情報とが高次視覚印象認知に与える影響の分析に関しては、顔から老若や社交性の印象判断を行う場合を例として、視線追跡装置で計測された観察者の注視点の時空間分布と印象判断の次元との関係を分析し、幾つかの興味深い知見が得られた。 4. 顔視覚像に対する高次視覚印象の効率的な測定法に関しては、上記3に示した視線の注視点分布の計測を、ペアで提示される視覚刺激群に対する一対比較法による高次視覚印象の定量化の過程と組み合わせて実施する実験手法を考案し、その有効性を明らかにする検討を行った。 5. 顔の物理的パラメータ表現から高次視覚印象への柔軟な対応付けの検討に関しては、顔による年齢推定・老若判定のモデル化を目指す取り組みとして、Gabor特徴を用いた顔画像からの年齢層の自動識別法を提案し、人間による年齢層判定能力との比較評価を行った。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)