2021 Fiscal Year Annual Research Report
クオリア構造に関する脳活動測定と因果関係解明のための薬理負荷操作
Project Area | Understanding the relationship between the structure of qualia and the structure of information processing extracted from brain activity |
Project/Area Number |
20H05711
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Research Institution | National Institutes for Quantum Science and Technology |
Principal Investigator |
山田 真希子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学研究所, グループリーダー (50557444)
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Project Period (FY) |
2020-10-02 – 2023-03-31
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Keywords | クオリア / 脳機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、クオリアと脳活動パターンの関係性を明らかにすることである。そのために、fMRI計測により、クオリア類似度報告課題中の被験者の脳活動を測定を実施した。クオリア類似度報告課題では、9色の色を連続して2つ提示しそれらの類似度を回答させた。全ての組み合わせに対する主観的な類似度マトリックスを算出した。fMRIデータにおいては、各色に対応する脳活動パターンの表象類似度解析を行い、脳活動から全ての色の組み合わせに対する類似度マトリックスを算出し、両者が一致する脳部位を探索した。 主観報告に基づくクオリアがどの領域の脳活動パターンと一致するか明らかにするための方法論確立と、領域の特定に成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
クオリアの脳活動パターンを見出すための実験実施とデータ解析に成功し、現在論文投稿準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
薬理負荷操作を行い、クオリア構造の変化を検証する。
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Research Products
(14 results)