2020 Fiscal Year Annual Research Report
Whole-brain imaging in single-cell resolution visualizes Glia function in sleep-wake cycle
Project Area | Glia decoding: deciphering information critical for brain-body interactions |
Project/Area Number |
20H05903
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
史 蕭逸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (40803656)
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Project Period (FY) |
2020-11-19 – 2025-03-31
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Keywords | グリア細胞 / CUBIC / 睡眠 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、全脳1細胞解像度のグリア細胞解析技術の開発を軸に、領域内で密接に連携しながら睡眠覚醒サイクルに伴うグリアデコーディングを実現することを目的としている。また、それを通じて、睡眠覚醒サイクルにおけるグリア細胞の役割を明らかにする。本年度は全脳1細胞解像度の撮像に必要な準備を行った。具体的にはグリア細胞の解析に必要な抗体の選定や、染色条件の検討、および撮像条件の検討を行った。また、撮像したデータの解析、保存先としてサーバーの選定及び購入、設定を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
全脳1細胞解像度のグリア細胞の解析に必要な抗体の選定を終えている。染色条件や撮像条件に関しても検討を開始しており、おおむね順調である。また、撮像したデータの解析に必要なGPUおよびCPUと、保存ストレージを選定、購入した。既にこれらのサーバーに関しては環境設定を終えており、撮像されたデータの解析が可能となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度はグリア細胞の全脳1細胞解析を実現することを目指す。野生型のマウスを用いて、発達や性差に伴うグリア細胞の数の変化を領域ごとに定量することを目指す。用いる抗体、顕微鏡、解析環境の準備は既に終えているため、染色条件と撮像条件の検討を引き続き行うことで、実現に向けて邁進する。また、領域間のコラボレーションも積極的に行うことで、グリアデコーディングの実現およびグリア細胞が担う全身性の変化への理解を深める。
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Research Products
(13 results)