2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Computational anatomy for computer-aided diagnosis and therapy :Frontiers of medical image sciences |
Project/Area Number |
21103004
|
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
藤田 廣志 Gifu University, 大学院・医学系研究科, 教授 (10124033)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 武史 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (10283285)
周 向栄 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 助教 (00359738)
|
Keywords | 解剖学 / 臓器モデル / 画像認識 / 医用画像 / 診断・治療支援 |
Research Abstract |
平成21年度での研究成果は主に以下の二つである. (1) 計算解剖学の基礎であるデータベースの構築 ・ 本研究プロジェクト研究は,岐阜大学大学院医学系研究科の倫理委員会の承認を受けた. ・ 岐阜大学病院の放射線部でCT画像を収集する計算機システムを構築し,大量なCT画像の収集方法を確立した. ・ 上記のシステムを利用し,年度中に体幹部CT画像559例を収集した. ・ 以上のCT画像から人体の解剖学的構造の一部(心臓,肝臓,左右腎臓,脾臓)の位置を手動で特定した. (2) 計算解剖学のモデル構築に関する初期的な検討 ・ 人体の解剖学的構造を,計算機の中で点群として表現するという基本方針を決め,点群は解剖学での定義のある点(臓器の中心など)とその定義のない点(臓器の表面)から構成されるとした. ・ 解剖学での定義がある点の自動検出を試みた.機械学習のアプローチで左右腎臓の中心点を高速で検出する方法を考案し,収集したCT画像に適用した結果,提案手法の有効性が確認された. ・ 解剖学上で定義のない点については,異なる患者のデータから測定された点群の対応関係に注目し,トポロジを保ちながら,点の対応関係を決める方法を考案した.提案法を横隔膜の3次元統計的形状モデルの作成に適用した結果,良好な結果が得られることを確認した. 以上の成果によって,計算解剖学に関する研究を進めるための基礎的な準備(データベース,アプローチ)ができたと考える.また,本研究の応用対象として,救急現場のCADシステムとPET-CT画像の診断支援システムについて,それぞれ出血部位の検出とPET値の正常(異常)集積について有用な成果を得た.
|
Research Products
(6 results)
-
-
-
-
-
[Presentation] Automated extraction method for the center line of spinal canal and its application to the spinal curvature quantification in torso X-ray CT images2010
Author(s)
T.Hayashi, X.Zhou, H.Chen, T.Hara, K.Miyamoto, T.Kobayashi, R.Yokoyama, M.Kanematsu, H.Hoshi, H.Fujita
Organizer
SPIE Medical Imaging 2010
Place of Presentation
San Diego, USA
Year and Date
20100213-20100218
-