2013 Fiscal Year Annual Research Report
計算解剖モデルの診断支援とオートプシー・イメージング支援応用
Project Area | Computational anatomy for computer-aided diagnosis and therapy :Frontiers of medical image sciences |
Project/Area Number |
21103008
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
木戸 尚治 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90314814)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 浩彦 福井大学, 医学部, 教授 (10242596)
松永 尚文 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40157334)
庄野 逸 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (50263231)
岡田 宗正 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (70380003)
田中 伸幸 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90294636)
平野 靖 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90324459)
橘 理恵 大島商船高等専門学校, 情報工学科, 講師 (90435462)
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Project Period (FY) |
2009-07-23 – 2014-03-31
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Keywords | 臨床評価 / 臨床展開 / 総合支援 / データベース / 生涯画像 |
Research Abstract |
本計画班は,生前と死後の画像診断・治療支援に関して,計算解剖モデルに基づいた診断支援システムの構築をおこない,臨床的な観点からの評価をおこなってきた.本計画班では基礎的・応用的な複数の課題に取り組んだが,その中からいくつかを例示する.生前画像に対する研究としては,びまん性肺疾患でみられる陰影に対するパターン分類手法の高精度化に取り組み,すべてのびまん性陰影に対して93.18%という高い識別率を得た.このアルゴリズムを当研究室で開発しているCADプラットフォームにプラグインとして組み込み,実症例を用いたデモンストレーションを国際シンポジウムにて発表した.本処理をおこなうためには,びまん性陰影を含む肺領域をセグメンテーションする必要があり,確率アトラスやグラフカット処理を用いた手法の開発を行った.また,陰影のパターンのみではなく,分布などを考慮に入れた手法の開発もおこなった.さらに,大量の画像症例の中から類似画像を検索し,医師の診断を支援するアルゴリズムの開発に取り組んだ.死後の画像診断(オートプシー・イメージング)に関しては,診断支援のアルゴリズムを設計するための基礎となる定量評価データを得るためにミニブタを用いた死後24時間までの1時間ごとの経時的CT撮影を引き続きおこない,データを増やした.本年度は,生体画像と死後画像に対するランドマークを用いた非剛体レジストレーションアルゴリズムの開発をおこなった.このアルゴリズムを,あらかじめ臓器領域をマニュアルで抽出した死後直後のミニブタの画像に適応し,死後24時間までの経時的な臓器領域のレジストレーションをおこなった.この臓器領域データに対してテクスチャ解析をおこなうことにより,テクスチャの経時変化に関する知見が示され,死亡時刻推定の診断支援システム構築の可能性が示された.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(38 results)