2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Computational anatomy for computer-aided diagnosis and therapy :Frontiers of medical image sciences |
Project/Area Number |
21103009
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
橋爪 誠 Kyushu University, 大学院・医学研究院, 教授 (90198664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木口 量夫 佐賀大学, 理工学部, 教授 (90269548)
鈴木 直樹 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40147327)
洪 在成 九州大学, レドックスナビ研究拠点支援室, 准教授 (70404043)
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Keywords | 計算解剖モデル / 画像誘導治療 / 低侵襲治療 / 治療シミュレーション / デジタルサージャン / トレーニング / ナビゲーション / Open MRI |
Research Abstract |
【具体的内容】(1)Open MRIを応用したリアルタイムナビゲーションシステムを開発し、改良を重ねている。平成21年度の実績として、本システムを初めて腹腔鏡下手術に応用し、平成22年4月現在、6例の臨床応用例を数えている。肝癌に対する局所治療、乳癌に対する乳房部分切除、さらに腹腔鏡下手術において、安全で確実な治療が可能であった。(2)腹腔鏡下外科手術を行う外科医の手や上半身の動きをジャイロセンサーを用いて解析するシステムを開発中である。(3)各症例データを入力したシミュレーターを用いて腹腔鏡下手術の術前シミュレーションや腹腔鏡下手術トレーニングを行うプログラムの開発を行っている。 【意義】(1)「計算解剖モデル」と個別化された症例データとの差異を定量的・明確に記述する高度な治療計画及び画像誘導治療を実現するプラットフォームを開発する基盤が整備された。(2)手術手技の工程解析ワークベンチを構築し、二次イベントを「計算解剖モデル」より予測し、論理性を有する適切なナビゲーションプラットフォームを開発するための基盤技術が整いつつある。(3)「計算解剖モデル」と個別化された症例データとの差異が定量的に記述された画期的なトレーニングプログラムが整備される第一歩となる。 【重要性】「計算解剖学」を一つの大きな学理として昇華させるためには、上述のように最終受益者である患者と対面する臨床現場から発せられた要請に基づいて本領域を見直すことが極めて重要である。
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Research Products
(47 results)