2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Computational anatomy for computer-aided diagnosis and therapy :Frontiers of medical image sciences |
Project/Area Number |
21103009
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
橋爪 誠 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90198664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木口 量夫 佐賀大学, 理工学部, 教授 (90269548)
鈴木 直樹 東京慈恵会医科大学, 高次元医用画像工学研究所, 教授 (40147327)
洪 在成 九州大学, レドックスナビ研究拠点支援室, 准教授 (70404043)
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Keywords | 計算解剖モデル / 画像誘導治療 / 低侵襲治療 / 治療シミュレーション / デジタルサージャン / トレーニング / ナビゲーション / Open MRI |
Research Abstract |
【具体的内容】(1)Open MRIを応用したリアルタイムナビゲーションシステムを開発し、改良を重ねている。肝癌に対する局所治療、乳癌に対する乳房部分切除、さらに腹腔鏡下手術において、安全で確実な治療が可能であった。とくに肝癌に対する局所治療はこれまで51例に行っており、超音波ガイドのみでは十分に描出されなかった12例に対してもリアルタイム3次元ナビゲーションにより容易に穿刺が可能であった。これは、同様の背景を持つ患者を対象として行われた同様の治療成績とほぼ同じであった。(2)リンパ節自動検出システムを術前シミュレーションに応用した。主病変の周辺では非常に検出能力が高く有用性が高いことが明らかとなったが、転移診断はまだ困難であり今後の研究課題である。(3)各症例データを入力したシミュレーターを用いて腹腔鏡下手術の術前シミュレーションや腹腔鏡下手術トレーニングを行うプログラムの開発を行っているが、本プログラムの基盤技術となるバーチャル気腹システムの精度検証を行った。 【意義】(1)「計算解剖モデル」と個別化された症例データとの差異を定量的・明確に記述する高度な治療計画及び画像誘導治療を実現するプラットフォームを開発する基盤が整備された。(2)「計算解剖モデル」と個別化された症例データとの差異が定量的に記述された画期的なトレーニングシステムが構築されつつある。 【重要性】本研究領域の最終受益者である患者と対面する臨床現場から発せられた要請に基づいて本領域を見直すことが極めて重要である。
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[Presentation] 脾摘2010
Author(s)
橋爪誠
Organizer
第17回日本門脈圧亢進症学会総会
Place of Presentation
富山
Year and Date
2010-09-09
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