2013 Fiscal Year Annual Research Report
新機能発現場としての巨大な二次元および三次元パイ共役系分子の創造と合成法の開拓
Project Area | Organic Synthesis based on Integration of Chemical Reactions. New Methodologies and New Materials |
Project/Area Number |
21106014
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
久保 孝史 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (60324745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蔵田 浩之 福井工業大学, 工学部, 教授 (40263199)
松本 幸三 専修大学, 経営学部, 准教授 (40311766)
平尾 泰一 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (50506392)
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Project Period (FY) |
2009-07-23 – 2014-03-31
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Keywords | 集積化合成 / グラフェンナノリボン / オリゴチオフェン / ディラック点 |
Research Abstract |
今年度は、グラフェンナノリボン(1)、かご型オリゴチオフェン(2)、π拡張プロペラン(3)の効率的合成法を、集積化合成を念頭に置き、開発することにした。グラフェンナノリボンに関しては、ビスアンテンの水平方向へのπ拡張合成法を確立し。同じ反応を繰り返すことでより巨大なグラフェンナノリボンを合成できる手法を開発することにした。かご型オリゴチオフェンに関しては、H24年度に開発に成功した合成手法を用いて、新規環状骨格のオリゴチオフェン合成に挑むことにした。また、π拡張プロペランについては、フルオレンやペリレン、テリレン骨格を基本とするπ拡張が行える反応条件の検討を行うことにした。以上の巨大π共役系分子については、合成終了後に、各種分光学的測定や電気化学的測定、あるいは電気伝導度などの固体物性の評価を行い、特異なπ骨格が持つ特殊な物性を引き出すことを行う計画を立てた。 1の合成については、ビスアンテンへのDiels-Alder反応を基にした、横方向へのπ拡張を目指したが、いまだ効率的な反応の条件を見出すに至っていない。しかし、2については、H24年度に開発に成功した合成手法を用いて、環サイズの異なる化合物の合成に成功した。3については、プロペラン主骨格の効率的合成法の開発に成功し、フルオランテンやペリレン骨格への誘導化にも成功した。また、2や3については、各種分光学的測定や電気化学的測定を行い、構造と物性の相関も明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Synthesis and Characterization of Quarteranthene: Elucidating the Characteristics of the Edge State of Graphene Nanoribbons at the Molecular Level.2013
Author(s)
Konishi, A.; Hirao, Y.; Matsumoto, K.; Kurata, H.; Kishi, R.; Shigeta, Y.; Nakano, M.; Tokunaga, K.; Kamada, K.; Kubo, T.
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Journal Title
J. Am. Chem. Soc.
Volume: 135
Pages: 1430-1437
DOI
Peer Reviewed
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