2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Creation of Science of Plasma Nano-Interface Interactions |
Project/Area Number |
21110009
|
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
後藤 元信 Kumamoto University, バイオエレクトリクス研究センター, 教授 (80170471)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 満 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (40363519)
|
Keywords | 超臨界流体 / マイクロプラズマ / パルスパワー / 界面 / 化学反応 |
Research Abstract |
亜臨界水中、超臨界二酸化炭素中、および超臨界アルゴン中での放電プラズマを生成し、化学反応への応用を検討した。各種放電方式での高圧流体中でのプラズマの生成挙動を測定した。一方、亜臨界水中でのプラズマによるフェノールの反応においてはフェノールの7量体程度までの重合生成物の生成が確認できた。また、アニリンを原料とした場合も、2量体の生成が確認できた。超臨界アルゴン中でのプラズマによるフェノールの反応では、フェノールが超臨界アルゴンに溶解しにくいが、ヒドロキノンの生成が確認でき、フェノールからヒドロキシル基の引き抜きが生じている可能性が示唆された。また、放電電極上に生成した粒子状および膜状生成物はアモルファスカーボンであることが各種の測定から明らかになった。 超臨界流体/液体界面での放電プラズマ生成挙動を調べるために、観察窓および可動型電極を有する高圧超臨界プラズマセルを設計製作した。超臨界アルゴン/液体水を用いて電極の位置による放電プラズマの生成挙動を観察した。パルスパワーにより電極近傍ではコロナ放電から始まりアーク放電に移行し、界面上にプラズマが生成することが確認できた。
|
Research Products
(14 results)